第Ⅰ章 第16話

ユウェルのとある所にて


「あれが・・・今回の暗殺対象なのですか?」

凛とした雰囲気の女性がそう聞いた。


「ああ。あの女が・・・お前達の上司だったあの男の契約者になる人間だ」

男はそう答えた。


「ああ・・・。エメラルド様の事ですか」

別の女性はそう答えた。


「そうだ。あの男を含めた宝石執事はまだ目覚めていない・・・。殺すのなら今が好機だな」

男はそう答えた。


「それで彼女が貴方と共に来たのですか?ファントム様」

男はそう聞いた。


ファントムと共に来たのは黒柳香織。

彼女はファントムと行動する事が多くなった。


「そうだ。あの女が殺される所を見たいと話していたからな」

ファントムはそう答えた。


「そろそろ行くんですか?」

最初にファントムに声をかけた女性はそう聞いた。


「ああ。あの女の暗殺を決行しよう」

ファントムはそう言った。


「仰せのままに」

彼等は、ファントムにそう言い、彼に付き従った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る