運命の出会い

第Ⅰ章 第14話

私は桜華とその宝石執事達と学院都市・ユーウェルを訪れていた。


この学院都市はエーデルシュタイン学院のお膝元である。

この都市は学院以外にも多くの住民が住む。

その中でも幾つかのエリアに区分されている。


その中でも繁華街として賑わうエリア・エーデルに向かった。


ユーウェルの中でも繁華街として賑わうし、色々なお店が軒を連ねている。

このエリアは宝石執事と契約出来ていなくても出入り出来る。

それにこのエリアはそんな差別的な所では無いのだから。


「買い物を済ませて早めに戻りましょうか。


・・・最近、エーデルは少し、物騒ですからね」

そう言ったのは桜華だった。


「物騒?如何して?」

私は黒柳の本邸と離れを行き来している為、ネットワークが狭い為、世間で起きている事に疎いのだ。


「実は私と徠華兄さんの兄である蒼華兄さんから最近、話を聞いたのですが、ユーウェルの住人が襲われているらしく、死人も出ているそうです。


・・・宝石執事に襲われたと目撃証言が出ている様です」

桜華は私の質問にそう答えた。


「宝石執事に・・・?如何して・・・?」

私は驚きを隠せなかった。


何故なら、宝石執事が人を襲うなど考えられなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る