第Ⅰ章 第6話
「うん」
私はそう答えた。
「頂きます」
私はそう言った。
朝食は何時も私と桜華とその宝石執事であるゴシェナイトさんとヘリオドールさん、それと徠華さんと彼の宝石執事のヒスイとアベンチュリンさんと食卓を共にした。
本来、宝石執事は契約した人間と共に食事を共にする者がいないが、少数だが、人間と同じ様に食事を共にする宝石執事はいる。
すると「それで、徠華兄さん?蒼華兄さんはどうして、徠華兄さんを呼び出したの?」
桜華は徠華さんにそう聞いた。
「ああ・・・。それは報告と後は私に頼み事があったらしい」
徠華さんはそう答えた。
「報告は分かるけど・・・蒼華兄さんが徠華兄さんに頼み事?想像がつかないのだけど?」
桜華は再度、徠華さんに聞いた。
「まあ、私もそう思ったけどな・・・。
ただ、蒼華兄さんは私に頼み事をしたのは事実だけどな」
徠華さんにそう答えた。
「その頼み事って一体、何なの?徠華兄さん」
桜華は徠華さんにそう聞いた。
「ああ。
実は、少し面倒な事ではあるんだけどな・・・。
黒柳家の事を調べて欲しいと言われている」
徠華さんはそう答えた。
「黒柳家の事を?如何してなのかしら?」
桜華はそう聞いた。
「さあ・・・。私も詳しい事は聞いてはいない。
・・・けど・・・蒼華兄さんは黒柳家の事を疑っているらしい」
徠華さんはそう答えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます