全ての始まり
第Ⅰ章 第3話
私は何時もの様に朝、5時過ぎには離れの自分の部屋のベッドから起きて、着替え。支度を始めるのだ。
それは今日も例外では無い。
何時もの様にベッドから起きて、着替えて支度を終えた。
自分の机の上のアクセサリーケースから指輪のネックレスと三つの宝石のネックレスを付けた。
その三つの宝石は、夢で見たエメラルドグリーンの宝石・エメラルド、アクアブルーの宝石・アクアマリン、モスグリーンの宝石・ペリドットだった。
私はこの世界・人間と宝石執事という存在が共存する・ユヴェールで唯一、宝石執事という存在と契約する事が出来ない人間だった。
この世界・ユヴェールは宝石執事と呼ばれる宝石達が人間と共に暮らす世界だ。
この世界はそれが推奨される世界であり、宝石執事と契約出来ない人間は異端とされ虐げられ、この世界で唯一、宝石執事と共に通う事が出来る学院・エーデルシュタイン学院に通う事も、人として存在する事も許されなかった。
特に私が引き取られたこの家・黒柳家はそのしきたりを強く重んじる家だ。
その為、宝石執事と契約出来ない私は彼等に強く虐げられ、奴隷の様な生活を余儀無くされている。
私は離れの一階のリビングに向かった。
すると、「おはようございます、翠桜様。何時もお早いお目覚めですね」
そう言い声を掛けて来たのは私の従姉妹である櫻宮桜華だ。
彼女は、私の世話係兼護衛役を担っているのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます