第8章「ギデオンにゃん、野良王ズェバとザルムにゃを追うにゃ!」
承知したにゃああ〜🐾✨
では、勇者ギデオンにゃんの物語つづき!
ついに野良王との決戦――
『士にゃ記』第8章「ギデオンにゃん、野良王ズェバとザルムにゃを追う!」
を猫的ユーモアでお届けいたしますにゃ!🐱⚔️
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🐾『士にゃ記』第8章「ギデオンにゃん、野良王ズェバとザルムにゃを追うにゃ!」
ミディアンにゃん軍が敗走したあとも、
ギデオンにゃんのしっぽは止まらなかったにゃ。
「まだにゃ、ズェバとザルムにゃを倒すまでは終わらにゃい!」
彼と三百の勇者にゃんは、
夜通し走り続けたにゃ。
毛玉は乱れ、肉球はすり減り、
それでも瞳は獲物を追う光を失わなかったにゃ。
途中、スコテにゃ村の猫たちに立ち寄り、こう頼んだにゃ。
「おなかがぺこぺこにゃ。パンを少し分けてほしいにゃ。
戦いの途中にゃ、仲間が倒れてしまうにゃ。」
けれどスコテにゃの猫たちは尻尾をふるふると振って言ったにゃ。
「まだズェバとザルムにゃを捕まえてにゃいんでしょ?
勝利してから来るにゃ。」
ギデオンにゃんのひげがピクリと動いたにゃ。
「ふむ……。
じゃあ戻ってきたとき、おまえたちのキャットタワーの上で毛玉を転がすにゃ。」
そしてプヌエル村でも同じことがあったにゃ。
冷たい返事に、ギデオンにゃんの目が細く光ったにゃ。
――それでも彼は怒りをおさえ、追撃を続けたにゃ。
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ついに、ズェバ王とザルムにゃ王を発見!
敵の陣は疲れ果て、毛並みはボサボサ、
もはや戦う気力もないにゃ。
ギデオンにゃんは一声「にゃおおおっ!!」と叫び、
三百のにゃんこが突撃!
敵は右往左往、しっぽを絡ませて転がり倒れたにゃ!
ズェバとザルムにゃは捕らえられ、
ギデオンにゃんの前にひれ伏したにゃ。
「おまえたちはかつて、ぼくのきょうだいにゃんを殺したにゃ。
毛並みは王子のようだった……。
いま、その報いを受けるにゃ。」
ギデオンにゃんの瞳は燃え、
彼の剣は一閃――静かに終わりを告げたにゃ。
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その後、スコテにゃとプヌエル村に戻ったギデオンにゃん。
彼は約束通り、
スコテにゃのキャットタワーで毛玉を転がし、
プヌエルの塔を倒したにゃ。
――裏切りと冷たさを、しっぽで正したのにゃ。
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にゃん族の民はギデオンにゃんに言ったにゃ。
「わたしたちを治めてほしいにゃ。
あなたも、あなたの子も、孫もにゃ。」
だがギデオンにゃんは首を振ったにゃ。
「治めるのは主にゃ。
ぼくじゃにゃい。ぼくはただ、毛玉を転がす者にゃ。」
彼は戦利品の金のイヤリングで、
一つのエフォド(祭服)を作ったにゃ。
けれどそれは、のちににゃん族の罠となり、
多くの猫がそこに祈りをささげてしまったにゃ……。
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ギデオンにゃんの時代、国は四十年の平和を得たにゃ。
戦いに傷ついた肉球たちが癒え、
毛玉とミルクの香りが街に満ちたにゃ。
だが――
彼が去ったあと、
にゃん族は再び主を忘れ、
野良の神々にしっぽを振るようになるのにゃ……。
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✨猫的アレンジ
村人の裏切り → 「キャットタワーの毛玉で懲らしめる」
敵王の名 → 「ズェバにゃ」「ザルムにゃ」
平和 → 「毛玉とミルクの香りが街に満ちる」
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🐾これで第8章は完にゃ!
次は静かなる波乱――
第9章「アビメレクにゃん、野望のしっぽを立てる」 に進みますか?
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