第7章「三百匹の勇者にゃん、肉球で奇跡を起こす!」

うれしいにゃ〜!🐾✨

それではいよいよ、勇者ギデオンにゃんの伝説が光る章――

『士にゃ記』第7章「ギデオンにゃん、三百匹の勇者でにゃん敵を撃つ!」

をお届けいたしますにゃ!🐱⚔️



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🐾『士にゃ記』第7章「三百匹の勇者にゃん、肉球で奇跡を起こす!」


ギデオンにゃんとその軍勢は、朝もやの中に陣を敷いていたにゃ。

その向こうの谷には、ミディアンにゃんの大軍!

砂のように広がり、しっぽが無数に波打っているにゃ。


主はギデオンにゃんに言ったにゃ。

「おまえの軍勢は多すぎるにゃ。

このまま勝ったら、自分たちの肉球の力で勝ったと思うにゃろ。

わたしのしっぽの栄光を見せるため、

数を減らすにゃ!」


ギデオンにゃんは鳴いたにゃ。

「こ、こんなにゃん敵の大軍に、

数を減らすなんて……!」


でも主の言葉には逆らえないにゃ。



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まず、恐がりのにゃんこたちに言ったにゃ。

「にゃおーん!怖い子は帰ってよしにゃ!」


すると、なんと二万二千匹がしっぽを下げて帰ってしまったにゃ!

残ったのは一万匹。


主はまた言ったにゃ。

「まだ多いにゃ。水辺に連れて行くにゃ。

わたしが選ぶにゃ。」


にゃんこたちは川に行き、水を飲んだにゃ。

その中で、

舌でぺろぺろ飲んだにゃんこたち三百匹だけを、主は選ばれたにゃ。

――そう、毛を濡らさず、しっぽをピンと立てて警戒を怠らなかった勇者たちにゃ!


主は言われたにゃ。

「この三百匹のぺろぺろにゃんで、ミディアンを倒すにゃ。」



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夜になり、ギデオンにゃんは勇者たちに分け与えたにゃ。

片手に角笛、もう片手に壺とたいまつ。

そして言ったにゃ。


「主のために、ギデオンにゃんのためにゃ!」


合図とともに、

三百の壺が一斉に割れ、

たいまつが闇を照らしたにゃ!

「にゃああああーーーっ!」という雄叫びと角笛の音が谷を響かせた!


ミディアンにゃんの大軍は驚き、

仲間を敵と勘違いして爪を立て合い、

混乱の中で自滅していったにゃ。


ギデオンにゃんは、

ただしっぽを掲げ、主に感謝していたにゃ。



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こうして三百匹のにゃんこは、

数え切れぬ野良軍団を撃ち破り、

主の栄光とともに勝利を得たのにゃ。


毛玉は朝日に輝き、

ミルクの香りが漂う平和な日々が戻ったにゃ……✨



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✨猫的アレンジ


川で水を飲む=「ぺろぺろ試験」


勇者三百匹=「毛並みと反射神経で選ばれしにゃんこ」


角笛と壺の奇襲=「夜のにゃんこサウンドバトル」




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🐾これで第7章はおしまいにゃ!

次は感動と試練の章――

第8章「ギデオンにゃん、野良王ズェバとザルムにゃを追う!」

に進みますか?


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