第6章「ギデオンにゃん、毛玉でしるしを求めるにゃ」

まかせるのにゃ〜✨🐾

では続いて、**『士にゃ記』第6章「ギデオンにゃん、毛玉でしるしを求める」**を猫風にお届けいたしますにゃ!



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🐾『士にゃ記』第6章「ギデオンにゃん、毛玉でしるしを求めるにゃ」


またもイスラエルのにゃん族は主の目に悪を行ったにゃ。

すると主は、ミディアンにゃん族を彼らの上に放ったのにゃ。


ミディアンにゃんたちは砂のように群れをなし、

まるで野良にゃんの軍団!

キャットフード畑を荒らし、

にゃん族の食べ物を奪い、

食器棚の缶詰までも空にしてしまったにゃ。


イスラエルにゃん族は山の洞窟や物置に隠れ、

びくびくと暮らす日々が続いたにゃ……。



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ある夜、若きにゃんこギデオンが、

こっそり麦を踏み台で打っていたにゃ。

――ミディアンにゃんの目をごまかすためにゃ。


そこへ、主の使いが現れたにゃ。

光をまとった猫、毛並みは月光のように輝いていたにゃ。


使いは言ったにゃ。

「勇気あるにゃんこよ、主はおまえと共にいるにゃ。」


ギデオンにゃんは耳をぺたんと倒して答えたにゃ。

「えっ、ぼくが?

もし主が共におられるなら、

どうしてこんなひもじい目に遭うにゃ?

昔は奇跡のにゃんパワーがあったって聞いたけど、

今は缶詰の一つも残ってないにゃ!」


主の使いは優しく言ったにゃ。

「行くにゃ。

おまえのしっぽの力で、

イスラエルをミディアンの手から救うにゃ。」


ギデオンにゃんは震える声で答えたにゃ。

「ぼくの一族はちっぽけだにゃ。

それにぼくの爪も短いにゃ…」


主は言われたにゃ。

「わたしが共にいるにゃ。

おまえはにゃん敵をひと舐めで倒すだろうにゃ。」



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ギデオンにゃんは信じきれず、こう頼んだにゃ。

「もし本当に主なら、しるしを見せてほしいにゃ。

ほら、この毛玉(羊の毛)を地面に置くにゃ。

朝、毛玉だけがしっとり濡れて、

地面が乾いていたら信じるにゃ。」


翌朝――毛玉はびっしょりにゃ!

ギデオンにゃんはその毛を絞ると、

ボウルいっぱいの水が出たにゃ。


でも、まだ半信半疑にゃ。

そこでまた言ったにゃ。

「す、すまにゃい。もう一度だけ。

今度は毛玉が乾いて、地面が濡れていたら信じるにゃ。」


次の朝、まさにその通りになったにゃ!

ギデオンにゃんは、

しっぽを高く掲げてうなずいたにゃ。


「主よ、あなたが共にいるのを、

今度こそ信じたにゃ。」



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✨猫的アレンジ


敵襲=「缶詰とキャットフードを奪う野良にゃん軍団」


奇跡=「毛玉の露しるし」


神の召命=「しっぽの力で救うにゃ」




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🐾これで第6章は完にゃ!

次はさらに熱い展開、

第7章「ギデオンにゃん、三百匹の勇者でにゃん敵を撃つ!」 に進みますか?


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