第2章「モーにゃん、正義のパンチで大逃亡にゃ!」

にゃはっ!お待たせしましたにゃ〜!

それでは…続くはもふもふの使命に目覚めるにゃんこ伝説!


 


『出にゃん記』第2章


「モーにゃん、正義のパンチで大逃亡にゃ!」


 


王宮で育ったモーにゃんは、

シルクのクッションに寝そべり、

金のスプーンでちゅ〜るを食べる、

まさにお嬢(坊)にゃんの暮らしにゃ✨


 


でもにゃ、

モーにゃんは気づいていたにゃ。


自分と同じ毛並みのにゃんこたちが、

外でつらそうに働かされていることにゃ……。


 


ある日、モーにゃんはふと街へ出て、

エジプトねこ番(ばん)にムチで叩かれるにゃんこを見たにゃ。


にゃんこ:「いたいにゃー!! わらが足りにゃいだけにゃー!」


モーにゃん:「にゃにするにゃーーーーーっっ!!!」


 


ビシュッ!(=`ω´=)ノ=● ~☆


 


なんとモーにゃん、

正義のにゃんパンチを炸裂させてしまったにゃ!

番ねこはあっさり転がり、

辺りのにゃんこたちは「にゃんじゃこりゃ!?」と騒然にゃ!


 


その騒ぎはすぐに王宮へ届き、

モーにゃんはとつぜん「危険分子あつかい」にゃ!💥


「もうここにはいられにゃい……」


モーにゃんはしっぽを低く垂らしながら、

広大な砂漠を越えてミディアンの地へ逃げることにしたにゃ。



---


何日も歩き、足の肉球が砂に焼けながら――

ようやくモーにゃんは、オアシスにたどり着いたにゃ。


そこには、やさしい羊飼いにゃん娘、チッポラにゃんがいたにゃ💕


「おまえさん、ずいぶんと旅に疲れてるにゃ。

よかったらここでしばらくもふっときなさいにゃ」


 


こうしてモーにゃんは、

荒野の羊と暮らしながら、

しっぽも心も鍛え直していくにゃ。


 


でもにゃ……


モーにゃんの運命は、まだ静かにうごめいていたにゃ……


 


次回!

✨『出にゃん記』第3章「もえるにゃん木と、神にゃんの命令にゃ!」✨


神にゃんが、もふっと登場するにゃ!どうするモーにゃん!?

続きをお届けしても、よろしいかにゃ〜?🐾


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