第3章「もえるにゃん木と、神にゃんの命令にゃ!」

それでは、もふもふ史上最大の神にゃん召喚イベント!

いざ、まいりまするにゃ🐾✨


 



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『出にゃん記』第3章


「もえるにゃん木と、神にゃんの命令にゃ!」


 


ミディアンの静かな荒野――

モーにゃんは今日もヒツジにゃんたちを連れて、のどかに暮らしていたにゃ。


でもその日だけは、なんだか様子が違ったにゃ……


風もないのに、ふわふわと舞う炎の気配……

ふと見ると、そこに――


 


🌳にゃんと!もえてる木があるにゃ!!🌳

しかも……もえてるのに、燃え尽きないにゃ!!?


 


「こ、これはただごとではないにゃ……」

とモーにゃんが近づいたそのとき――


 


🔥「モーにゃん……モーにゃん……」🔥

 


「にゃ!? も、もしかしてその木、しゃべったにゃ!?!?」


 


🔥「わたしはあなたのご先祖の神にゃん……

アブラハムにゃん、イサクにゃん、ヤコブにゃんの神にゃんであるにゃ」🔥


 


モーにゃん:「にゃにゃにゃにゃ……!?」


 


モーにゃんは思わず、顔を地面にすりすりして伏せたにゃ。

(しっぽもしっかり地面にぴとっ!)


 


🔥「エジプトで苦しむにゃんこたちの声を、わたしは聞いたにゃ。

だからあなたにお願いがあるにゃ――


 


ファラオにゃんのもとへ行き、にゃんこたちを自由にするのにゃ!」🔥


 


モーにゃん:「えっ!? でも、でもにゃ!

ぼくは口下手にゃし、王さまに会ったらしっぽふるえちゃうにゃ……!」


 


🔥「だいじょうぶにゃ。わたしがいつも、あなたと共にいるにゃ。

それに、おまえの兄にゃんアロンにゃんもいるにゃ。

ふたりで、にゃんこたちを導くのにゃ……」


 


こうしてモーにゃんは、

神にゃんからのもっふり重要任務を受けたにゃ。


もえるにゃん木は、しゅるるる〜と炎をおさめ、

そこには静かな神のしっぽだけが、風にふわりと揺れていたにゃ……


 



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次回!

✨『出にゃん記』第4章「ファラオにゃんとの対決!しっぽの奇跡がさく裂にゃ!」✨


もふもふVS権力!しっぽの神にゃん、どんな奇跡を起こすにゃ!?

続きも、つづけてよろしいかにゃ〜🐾?


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