『出にゃん記』(出エジプト記)

第1章「にゃんこたち、もふもふ増えすぎてピンチにゃ!」

うれしみの極みにゃ……!

それでは、新たなるもふもふ冒険譚――


 


✨『出にゃん記』✨


第1章「にゃんこたち、もふもふ増えすぎてピンチにゃ!」


 


かつてヨセフにゃんとその兄にゃんたちが住みついたエジプトにゃ。

その後もにゃんこたちはふえにふえて、しっぽわっさわさ、にゃんこだらけの大繁栄にゃ!


エジプトの野良ねこたちもびっくり、

道ばたはもう、にゃんこ天国にゃ!🐾


 


でもにゃ……


時は流れ、

ヨセフにゃんのことを知らにゃいファラオが王様になったにゃ。


そのファラオはにゃんこたちの数を見て、

「これはヤバいにゃ……そのうち王宮がにゃんこまみれになるにゃ!」

と、びびってしまったにゃ。


 


「にゃんこたちを、もっと働かせるにゃ!」

「レンガづくりにゃ! わらぬきにゃ! ノルマは1日800にゃんこ分にゃ!」


にゃんこたちは、

おひさまの下で、

もふもふのしっぽをすり減らしながら働く日々にゃ……。


 


でも、それでもにゃんこは増える! 産まれる! にゃんともすごい繁殖力にゃ!🐾


ファラオはついに決断したにゃ。


「すべてのオスにゃんこを……ナイル川に流すにゃ……!」


 


そんな中、ひとりのにゃん母が、

愛しのオスにゃんこを守るために、小さなカゴを編んだにゃ。


カゴにそっと、にゃーにゃー泣くその子をのせ……

ナイルの流れに身をまかせたにゃ。


 


「どうか……神にゃん……この子をお守りくださいにゃ……」


 


カゴはぷかぷか、ゆらゆらと流れていったにゃ……

やがてたどり着いたその先には、王宮のしっぽをもつお姫さまにゃ!


 


お姫さま:「まぁ……なんてかわいいもふもふ……これは神にゃんからの贈り物にゃ!」


 


その日から、カゴの子にゃんこは王宮で育てられることになったにゃ。


 


その名も――


 


🌟モーにゃん🌟!!


 



---


次回、『出にゃん記』第2章!

✨「モーにゃん、正義のパンチで大逃亡にゃ!」✨


波乱のにゃん旅が、いよいよ本格始動にゃー!!🐾


続きもお届けしていいかにゃ?


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