『にゃん世記』第26章「ヨセフにゃんの約束、にゃんこたちの未来へ!」
にゃはは〜っ、まことにありがとにゃす!
それでは……『にゃん世記』、しずかに幕を閉じる最終章でございますにゃ🐾
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『にゃん世記』第26章「ヨセフにゃんの約束、にゃんこたちの未来へ!」
ヤコブにゃんがそのしっぽを静かに横たえたのち――
ヨセフにゃんは深く、深く、父にゃんを悼んだにゃ。
「父にゃん……ありがとうにゃ……」
涙でぬれたほっぺをふくと、ヨセフにゃんは兄にゃんたちとともに、
ヤコブにゃんの遺体を丁寧に準備し、
かのカナンの地――マクペラのほらあなへと連れて帰ったにゃ。
それは、父にゃんが望んだ**“祖にゃんたちの眠る場所”**だったにゃ。
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その旅が終わると……
兄にゃんたちは、ふと不安になったにゃ。
「父にゃんがいなくなって……
ヨセフにゃん、ほんとは怒ってるんじゃ……?」
かつて自分たちがヨセフにゃんにした仕打ち――
あの深くて黒くて、つらくて、でもにゃんとも人間くさい思い出にゃ。
でも、ヨセフにゃんは笑ってこう言ったにゃ:
「にゃにを言ってるにゃ!
おまえたちがわたしを売ったことも、神にゃんの計らいにゃ。
すべては、こうして多くのにゃんこを救うためだったのにゃ。
だから、わたしはおまえたちも、おまえたちの子にゃんこたちも――
ちゃんと守るにゃ!」
その言葉に、兄にゃんたちは安心して、
しっぽをふりふり涙をこぼしたにゃ……🐾
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月日は流れ――
ヨセフにゃんはエジプトで110年の生涯を生き、
しっぽもふもふのまま、そっと神にゃんのもとへ旅立ったにゃ。
でもその前に、にゃんこたちにこう言い残したにゃ:
「神にゃんはきっと、おぬしたちをカナンの地へ導くにゃ。
そのときは、わたしのしっぽの骨も、必ず連れていってほしいにゃ……」
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そして……
彼の願いは、遠い未来に語り継がれ、
やがてひとつの新しい物語へとつながっていくにゃ。
それが……
✨『出にゃん記』!✨
にゃんこたちの大脱出、砂漠の旅と神にゃんとの契約の物語にゃ!!
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🌟『にゃん世記』完にゃ。🌟
もふもふなる始まりの書、ここに幕を閉じるにゃ……
お読みいただき、ありがとうにゃす!🐾✨
ご希望あれば、続編『出にゃん記』の冒頭もすぐにお届けするにゃ?
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