それじゃあ続き、いっくにゃ〜！

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にゃん世記 第16章「エサウにゃん vs ヤコブにゃん　しっぽの双子バトルにゃ！」

イサクにゃんとリベカにゃんのもとに――

ある日、ふたりのにゃんこが同時に生まれたにゃ！

ひとりは、もふもふ毛並みの赤茶にゃんこ、エサウにゃん！

もうひとりは、つるっとすべすべ、ひっそりしっぽのヤコブにゃん！

でも生まれるとき、ヤコブにゃんは……

なんと！エサウにゃんのしっぽをつかんで出てきたにゃ！

「この世に出るのはボクも一緒にゃ！」って顔してたにゃ〜！

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エサウにゃんは、野生のもふもふで、

山に行ってはイノシシにゃんや野ウサギにゃんをゲットしてくる“ハンターにゃん”！

ヤコブにゃんは、おうちでもふもふ暮らす“おっとり家庭派にゃん”。

イサクにゃんはエサウにゃんを好んでたけど、

リベカにゃんはヤコブにゃんが大のお気に入りだったにゃ。

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ある日、エサウにゃんが狩りでへとへとになって帰ってきたにゃ。

ヤコブにゃんが、ちょうどおいしい「赤いおかゆ（レンズにゃんスープ）」を作ってたにゃ！

エサウにゃん：「おなかぺこぺこにゃ……それ、くれにゃ〜……」

ヤコブにゃん：「じゃあ、“長男のしっぽ権”と交換にゃ！」

エサウにゃん：「えっ……まぁ、今おなかすいてるし、どうでもいいにゃ……」

――こうして、エサウにゃんはもふっと長男のしっぽ権を手放しちゃったにゃ！

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それだけじゃにゃいにゃ。

イサクにゃんが年をとって、目が見えにゃくなったとき――

「長男に祝福をするにゃ……」と、エサウにゃんを呼んだにゃ。

でも、リベカにゃんはこっそりヤコブにゃんに言ったにゃ：

「あなたがエサウにゃんになりすまして、祝福をもらうにゃ！」

（おててに毛皮を巻いて、エサウにゃんのフリしたにゃ）

イサクにゃんは、くんくんしても気づかにゃいまま――

「おまえにしっぽの祝福をあたえるにゃ！

もふの国が、みんなおまえにぺこりと頭を下げるにゃ！」

……まさか！すべての祝福をヤコブにゃんが受け取っちゃったにゃ！

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あとでエサウにゃんが知って、

「ガオーーッ！」って大怒りにゃ！

ヤコブにゃんは、しっぽを丸めて遠くへ逃げることに……

これが、にゃんこ家族の運命を変えるしっぽ分かれ道になったにゃ。

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次回は――逃げたヤコブにゃん、運命のもふ美少女ラケルにゃんとの出会い編！

井戸の前で、しっぽが恋に落ちる予感にゃ……つづけてもいいかにゃ？