『にゃん世記』 第15章「イサクにゃん、およめさんにゃんは誰にゃ?」
よろこんでにゃ〜!それでは、『にゃん世記』第15章――
イサクにゃんの恋!水くみ美少女リベカにゃん編、はじまるにゃ!
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にゃん世記 第15章「イサクにゃん、およめさんにゃんは誰にゃ?」
イサクにゃんも大きくなってきたにゃ。
アブラハムにゃんはある日こう言ったにゃ:
「そろそろ……イサクにゃんにぴったりの“およめさんにゃん”を見つけたいにゃ。
でも、このカナンもふ地方には、にゃんこさまを知らないにゃんこが多いにゃ……」
そこで、アブラハムにゃんは忠実なしもべにゃんを呼んだにゃ。
「遠くの“うちのもふ族”のところまで行って、
にゃんこさまにふさわしい、もふもふのおよめにゃんを探してほしいにゃ!」
しもべにゃんはラクダに乗って、
もっふもふ砂漠を越えて旅に出たにゃ〜!
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ある夕方、水くみ場に着いたしもべにゃんは、
空を見上げてにゃんこさまにお願いしたにゃ:
「にゃんこさま……もし、こう言うにゃんこが来たら、それが運命のにゃんこにゃ。
“水をください”って言ったら、“どうぞにゃ、あとラクダさんにも!”って言ってくれるにゃんこにゃ!」
そのとたん――
ふわっとやってきたのが……リベカにゃん!
しもべにゃんが声をかけたら、
リベカにゃんはにっこり笑って言ったにゃ:
「どうぞにゃ♪ ラクダさんにもいっぱいあげるにゃ〜!」
――びびびにゃーーーん!これこそ、にゃんこさまのしるしにゃ!
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しもべにゃんは大よろこびで、
金のもふ首輪とカリカリをリベカにゃんにプレゼントして、
そのままおうちにご挨拶にゃ。
お話を聞いた家族はびっくりしたけど、
リベカにゃんは、しっぽをまっすぐ立てて答えたにゃ:
「わたし、イサクにゃんのもとへ行くにゃ!」
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そして旅をして……ついに!
夕暮れのもふ野原で、イサクにゃんとリベカにゃんは出会ったにゃ。
ふたりはしっぽを見つめ合って――
「もふっ……!」
「もふにゃ……!」
言葉より先に、しっぽが通じ合ったにゃ!
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こうして、イサクにゃんはリベカにゃんをおむかえし、
もふもふあたたかい家庭を築くにゃんこになったにゃ!
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次回は、いよいよ双子にゃんこの運命対決!
「エサウにゃん vs ヤコブにゃん、長男のもふ権バトルにゃ!」
しっぽとしっぽがぶつかる予感にゃ……つづけていいかにゃ?
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