第11話 来客③
カフェを後にして30分ようやく帰ってこれた、もし復帰するってなったら自転車は必要かもしれないな。
「ただいまです」
「おかえりっー!」
志保さんが迎えてくるなり全力ハグをお見舞いされた、何かあったのかな
「どうしたんですか?」
「課題終わったから褒めて〜♡」
ただの甘えたがりでした、けどこの甘える姿は当たり前に可愛いのである、この後15時くらいまで徹底的に甘やかした、この人時間を忘れてずっと甘え続けて来るからこっちも応えるので精一杯だ。
「あ、真衣1時間後くらいにはこっち着くかもだって!」
「じゃあ、夜ご飯の支度始めますね」
「私も手伝うよ〜」
「じゃあ、お願いします」
今日は肉団子とピーマンの甘酒炒め、味噌汁+αにした、あんまり作り慣れてない物を作ると失敗しそうだったから俺が好きな物にした、サイトでも人気だし誰でも食べやすいと思う。
「ほとんど終わりなのでもうお手伝いは大丈夫ですよ、お手伝いありがとうございます」
「わかった、ご飯楽しみだな〜まだなんかあったら言ってね♡」
「はい」
志保さんはリビングのソファでスマホをいじり始めたのでこちらも仕上げにかかろう
ピンポーン
ふと時計を見ると16時だったので恐らく志保さんのお友達だろう、一旦手を止め志保さんと二人で出迎える
「真衣いらっしゃい!」
「わざわざごめんね〜、あっ初めまして志保の友達の佐藤真衣です」
「初めまして高橋莉央です、志保さんから日頃のお話は聞いています」
「志保なんか変なこと言ってないよね〜」
「イ、イッテナイヨ」
「絶対なんか言ったよね!?おりゃおりゃ」
「痛い!ごめんなさい少し言いましたぁ!だから許してっ」
志保さんは頭ぐりぐりされながらすごい謝ってる、お互い信じあってる関係だからこそなんだろうな、俺にはよく分からない。
俺は友達いらない派閥の人間だから、決して友達が出来なくてぼっちの言い訳してる訳じゃないからね、そこは結構大事だからね?
「もう夜ご飯出来ますけどすぐ食べますか?時間的にはまだ早いですけど」
「運動してすごいお腹減っちゃったからお願いしてもいいかな?あんまり長居しても悪いし」
「えー真衣すぐ帰っちゃうの?」
「少し志保の彼氏に会ってみたかっただけだし」
「んーじゃあまた今度来てね」
「もちろん」
「じゃあ、少しお待ちください」
「真衣こっちこっち〜」
「はいはい、家の中走らない」
佐藤さんは志保さんとは違ってかなり大人だな、俺を見に来たらしいけどある程度の質問は覚悟しないといけないな
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