Tagebuch

雛鳥が聴いた旋律

 ??月 ??日 ??曜日


 そこにいるんでしょう、私の神様。

 いつもいつも見ているだけで、気まぐれで希望じみた絶望を見せる意地の悪い神様。


 こんな終わり方で満足ですか。

 それとも退屈でしょうか。


 どちらにせよ、これは私だけに許される選択です。

 誰であろうと、責めることなど、止めることなど、許されることではありません。

 もう私は誰にも、何にも縛られることはないのです。

 鳥のように自由に大空を飛べることができるようになるのです。

 そこから眺める風景に、果たして、彼はいるのでしょうか。

 それだけが気がかりでたまらないのです。

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