第4話 一人の商人、無数の使命 

 私は商人。物を運ぶのが仕事です。そして私にはもったいないほどのお嫁さんととても可愛い娘がいます。「私、おとーさん大好き!おとーさんと結婚するんだモン!」そんなことを言う、幼気な娘。「おとーさんと結婚したかったのに、なんでおかーさんと結婚しちゃったの?」なんて言われたこともありました。娘の将来は村の男と結婚してしまって。幸せな家庭を築いてくれるだろうなぁ、と……そう、信じて疑っていませんでした。


「あはは。それはうれしいな」

「でも、忙しくて全然帰ってこないところはイヤっ!」

「えッ!?」

「だから、次の仕事が終わったら、お仕事はちょっとだけにして私とあそんで?」

「ホラ! これ!」

「これは指輪かな?」

「そう! なんかね、近くの技術大国のものなんだって! 

 お守りなの!」

「ありがとう」


 一か月後。私はその時、隣町へ馬を走らせ商売をした帰りでした。村長に「最近魔獣や魔物の数が多いから、武器を多く買ってきておくれ」そう言われたので荷台にはそれなりの武器が乗っています。私はイヤな予感がしていました。帰り道、見かける人の数が明らかにいつもとは違いました。私は妙な違和感に苛まれながらも(今日は娘と目一杯遊んでやろう)そんなことを考えていたと思います。


 惨状を目にした瞬間、絶望しました。死体すら残らず、殲滅されていたんですから。あたりには、少しの血痕の跡が残っており、戦った跡がありました。しかし、戦いに使われたと思われる農具は全てへし折られ、そこらへんに転がっていました。そのとき、私の時間は止まっていました。


 私は手一杯に持った、武器とともに、膝から崩れ落ちました。私がもし、一日早く帰ってきていれば、武器を持ってきていたら……。結果は変わったんじゃないか……娘は、妻はッ 生きていたんじゃないか……そうグルグルと反芻していました。自分を許せませんでした。私は呆然と立ち尽くし、一度商人をやめました。


 でも、『人生』に『もし』はありません。時を戻すことはできません。少なくとも私にはできません。



「ああ……」


 その時、私は決意しました。『子供が幼いまま死なない。そんな世界を作りあげたい。』と。この先、私の家族は戻ってくることは無い。だからこそ、私のような思いをする人がいないように、世界を豊かにしたいと。


 私はたくさんの村を訪問しました。そこで武器が余ったところから武器を買い。武器がない地域に売る。食料が余った地域から買い取り、不作の地域に売る。そんなことを繰り返していました。


 ある話を聞きました。ここら辺では珍しい、迷宮が発生したというのです。迷宮、それは魔物がはびこる入り組んだ遺跡。中にはお宝が眠っていると言います。私はそこで武器や武具を売ることにしました。その道中、ハプニングがありました。魔物に襲われ、馬車の馬が逃げてしまったのです。私は荷台にあった武器で何とか応戦しましたが戦況は劣勢。もうだめだ! と思った時。不思議な三人組に出会いました。人語を話すスライム、おちゃらけた魔人、白髪の人族。そんな三人組です。私はその三人に助けられ、何とか一命をとりとめました。聞くと、その三人は迷宮に向かう冒険者だというのです。私は三人と同行することになりました。


「私には無理ですよ!」

「何言ってんだ~ お前も行くぞ~」

「私は商人ですよ?」

「そんなの関係ねぇ お前、俺らに恩があるよなぁ~?」

「ぐぬぬ」

 パーティの一人、魔人の方は私も迷宮に連れて行こうと言いました。荷物係として。そして、いざというときの戦闘要員として。彼は戦闘能力がなくても投げるだけで使える燃える植物や爆ぜる花を持っていました。


 私は商人の勘を働かせて迷宮の攻略に貢献しました。分かれ道や謎解きを次々と説いていきました。「すごいんだよ!」そんなことをスライムの方に言われました。


 人族の方は何やら複雑な事情があるようで、王族として~だとか、国を救うんだ~だとか、幼馴染のエルフと再会~などと言っていました。


 迷宮の中心部らしいところまで進みました。その部屋には木箱があり鼓動があたりに響いていました。魔人の方によると迷宮の主の心臓だと言います。私たちはちゃっちゃとそれを破壊しようとしました。しかし、そこで気づきます。少女がその木箱にもたれかかっていることに。次の瞬間、木箱にもたれかかっている少女と瓜二つな少女がそこに立っていました。


 その子に触れようとします。しかし通り抜けてしまいました。少女は幽霊でした。そして、その子のペットらしき黒猫が不思議そうに首を傾げつつ、こちらをジーっと眺めていました。私たちはとりあえず、木箱を壊そうとします。少女と猫はそれをかばうかのように私たちの前に立ちふさがり両手を広げました。聞くと、その少女の母親が悪者に騙され改造。この迷宮の主となってしまったのだそうです。私は怒りを覚えました。


 私たちは迷宮の主の所までやってきました。部屋に入ります。少女は口を開きました。「お願い旅人さんたち……お母さんを助けて」私たちは言いました。「もちろん!」


 主は強力でした。幽霊と実体を切り替えられ、いわゆる無敵でした。しかし、聖水をかけることで幽霊としての力を弱体化させ、何とか人族の方が主を真っ二つに切りました。しかし、それによって主が分裂。実体を持たない蛇のような魂、実体を持った本物の怪物のような体です。私と少女と猫は魂、三人パーティは体と戦います。


「おじさん、逃げて!私がここを食い止めるからっ!」少女はそんなことを言います。結局私は何も変われてはいませんでした。ただ人の役に立って満足していただけで。今も昔も私は無力で何もできませんでした。ミラさんが戦っているのに私は一体何をしているのでしょうか。大人げない。情けない。


 この子を見ていると、平和だった村のことを思い出しますね。私は村で商人として、隣町から物を運んでいました。ああ、なんだか幻聴が聞こえてきました。


「お父さん。だーいすき!」

「ああ……」


 私は決意したハズです。『子供が幼いまま死なない。そんな世界を作りあげたい。』と。なのに私はこんな子供一人すら救えない。それでいいのでしょうか。この子は死んだ後でも頑張っているというのに。そうでした。そのために、私はもう一度商人になったのです。


 目の前に困っている子供がいるというのに、怖がって逃げ出したら、天国の娘に顔向けすらできなくなってしまうじゃないですか!!私の初心は『子供を守る』ということ。なのにどうして、見捨てることができましょう。私の時間は再び動き始めました。 大したことはできないかもしれない。けれど、漢には立ち向かわなくてはいけないときがあるのですっ!!


 私は魔人の方から受け取った聖水を命中させ、魂を実体化させました。そして相手の毒に侵されながら魂を拘束しました。私は鏡を取り出し、魂の姿を映しました。母親は少し正気を取り戻します。少女とその母親は魂同士で語り合いました。母親は言います。


「あなたを信じてあげられなくてごめんなさい」

「ううん……」

「助けてあげられなくてごめんなさい」

「ううん……」

「無力でごめんなさい」

「ううん……大丈夫だよ。私はいつだってお母さんのことがだーいすき!」


 母親は泣いていました。私は二人の会話をそばで聞いていました。それを聞いているとなんだか私も救われるような気がしてきました。母親の言葉が私が娘に思っていることと似通っていて、私が娘に話しかけているような不思議な感覚でした。少女が娘に重なって私まで泣いてしまいました。


 二人は抱き合い、お互いに涙を流しながら、成仏していきました。そうして、迷宮を攻略しました。



 私は三人パーティと別れました。そして新たな事業を始めることにしたのです。それは傭兵団です。腕っぷしに自慢がある人に片っ端から声をかけました。それと同時に商会を立ち上げました。お金にも余裕ができて家も買いました。


 そんなあるとき、私の家が火事になりました。家に雷が直撃したようで豪雨の中で家が燃え盛ったんです。私にはお金があったのでそれに関しては問題なかったのですが、火が消えた後、家の中の装飾品がいくつもなくなっていることに気が付きました。いわゆる火事場泥棒です。私は探偵を雇いました。するとある盗賊の情報を手に入れました。ここ最近ではグレイヴという盗賊が町で盗みを働いているらしいです。生活費を闘技で稼ぎ、足りない分を盗みで補っているらしいです。私は彼に興味がわきました。


 私はそのグレイヴという方の居場所を知りました。私はその人の後を付けました。


「さあ 食べろ」

「ありがとう おにーさん」


その人は村で貧しい子供たちにパンを分け与えていました。私はその人を傭兵団に推薦しました。しかし「俺は商人なんかの力には頼らん」と言われ、提案はけられてしまいました。


 一か月後。グレイヴは暴行罪でつかまりました。留置所で彼は言いました。「俺が捕まったらあいつらを食っていかせてやれない。」と。私は言いました。「それなら、傭兵団に入れば、ここから出してあげましょう」彼は私をにらみましたが、了承しました。


 そこからグレイヴの快進撃は凄まじいものでした。持ち前の戦闘力を発揮し暗殺者から要人を守り、傭兵団での地位を確立していき、あっという間に世間では私の傭兵団をグレイヴ団と呼ぶようになり、彼を団長にしました。グレイヴは私の親友となりました。


 グレイヴに訓練されて最近私はダイエットを始めたのですが、自分でも見違えるほどの変化に嬉しさを隠し切れません。最近はどこも平和になり、争いなどは起こりずらくなりました。そして私はあることを計画します。社員旅行、というやつです。私は飛行船を買いました。


 私はある港町で思いがけない再会をします。ベンチでうなだれている、過去のパーティの一人であった人族の方とです。私が一方的に見かけたのでジーっと見つめていましたが、反応はありませんでした。


「お久しぶりですッ!」

「え?」


 彼は困惑の顔。疑問の声を漏らしました。はて? 記憶にないな。って顔です。


「……もしかして、私のこと覚えてないんですか? いやいや、待ってくださいッ!    一緒に旅をした仲じゃないですか!?

 泣きますよ!」

「う~ん」

「ハッ! もしや、昔とのギャップで思い出せない感じですか? 確かに私、痩せましたからね~」


 顎をL字の人差し指と親指で挟みながら、自慢げに言います。


「はて…… 君みたいな、セレブ。知らないと思うけど…… あ! もしかして」

「思い出したんですね!」

「お、おい 引っ付くなよ むさ苦しい」

「ハ! す、すみません つい」


 私たちは話をしました。けれど彼が深刻な顔をしてしばらく沈黙に包まれます。彼は言います。船のチケットが買えない、と。


「なぁ、今それなりの地位にいるんだろ?

 協力してくれないか?」

「それは構いませんッ!

 けれども、あいにくそちら方面にツテはないのでチケットは容易に用意できないかと……」


 あけっぴろに落胆の表情が浮かんでしまった。


「そんなに落胆しないでくださいよッ!」

「ああ、ごめん」


 彼は立ち上がり、トボトボと歩き出す。

 腰は曲がり、なんとなく陰のオーラがあふれ出ているのが分かる。


「ああ、待ってください!

 ちょっと私に任せてくださいよッ!」

「時間がない。

 だから、何とかして海を渡る方法を探してくるよ……」


「ちっちっちっ」


 私は人差し指を立てて、言いました。



「商船なんて、ぼろいヤツなんかじゃなく……

 どんな海でもたやすくわたる、アレを使わせてあげますよ」

「おい もったいぶるなよ」


「ふっふっふ」






「私の商会が保有する飛行船を使ってください!」


「……はっ?」


 彼は私に決意を思い出す機会をくれました。それくらいのことはしてもいいでしょう。


 彼はエルフの女性と旅路をともにしていました。魔物に占拠された王国を奪還しに行くというのです。でも私は気づいていました。彼がそのエルフの女性を好いていることに。


「結婚するんですか?」

「はぁ!?

 ケッコン!?」


  彼は私の言葉に思わず笑ってしまっていました。けど、不快そうな顔ではないです。図星でしょうね。


「はは~ん

 その反応は図星ですね?

 それは、恋ですよ」

「そんなわけないだろ?」

「わかりますよ。私だって一度は情熱的な恋をしたことがあります」

「どうですか?

 進展はあるんですか?」

「それは責任を取らなくてはいけないのではないですか?」


 彼は難しそうな顔をして、最終的にはうなずきました。私は彼の後を付けました。


「この戦いが終わったら、

 俺と結婚してくれないか?」

「え?

 き、急だね」

「まぁ、そうだな

 今のうちに伝えておきたかったんだ」


 彼らの話は長く続きますがここは割愛しましょう。


「……もうすぐ全て終わるんですね

 初めて会った時のこと、覚えてます?」

「ああ、もちろん。

 あんな衝撃的な初対面。

 忘れるわけがないよ」

「ハハッ

 嬉しいことです。

 私はあなた方にあの時助けていただいた。

 だから、あなた方がピンチの時は助けさせていただきます」

「頼りないな」

「もう!

 うるさいですね。

 私にだって漢のいじってモンがあるんですよ」


「そういえば、あの時の仲間はどうしたんです?」

「……」


「さあ

 この飛行船は速いですよ

 たぶん明日には付くでしょう

 そのためにも、今日はもう寝ましょう」

「ああ そうだな」

「ではおやすみなさいッ!」


 私たちは彼の行先、魔物に占拠された王国へ着きました。彼は言います。昔仲間だったスライムを取り込んだ魔人の方が悪者に操られ、正気を失っていると。その方に憑依した悪者だけを倒し、封印する。と。彼は大きな使命を背負っているようでした。私はグレイヴに彼についていくことを命じて、見守りました。


 のちに聞いた話だと、彼はゾンビになった父を倒し、自分の世話係兼剣術指南役だったメイドも倒したのだそうです。私が自分の目で見たのは、城が崩れ落ちていく様子。落ちる三人の人影でした。青色と黒色のオーラを纏った魔人。なぜか虹色の髪をしたエルフ。弱弱しく白いオーラを纏った彼。彼はエルフを空中で受け止め、何か言葉を発しています。「今度は離さない。」と。私は空中の彼を飛行船で受け止めました。


 魔人の方向を見ると、ムクリと立ち上がり、こちらをにらんでいました。そして彼は言います。「決着をつけてくる」私は察しました。これが彼の最終決戦なのだと。私たちは只々見守っていることしかできませんでした、土埃でろくに戦いも見れませんでした。数十分にわたる攻防の末、笑い声が聞こえていました。二人は血だらけで、お互いに手を掴み、仲直りをしたようです。魔人の方の青いオーラはなくなっていました。彼は彼の使命を果たしたのでしょう。


 後から聞いた話ですが、彼が倒したのは無神という神様の一部の魂だそうで、これから千年は復活しないと言います。私には想像もできませんが、彼が言うならそうなのだと思います。


 それからの人生は、特にこれと言ったあれもなく。穏やかに過ぎていきます。


 私はどこにでもいる、普通の人間。これといった才能もなく、ただ毎日を生きている。名を残すこともない……。きっと私が死んでもじわじわと世界から忘れられていくのでしょう……。


 でも構いません。


 なぜなら、一つだけ、だれにも負けなかった、と言えることがあるから。私は、妻を娘を生涯を懸けて愛しました。例え、後世に名前が残らなくても、別にいいです。私にはそれで充分なのです。


 そして私は商人です。私自身に使命はなくとも。人や物を運び、人々の使命の助けをします。この世界の主人公ではない。ただのお助け役。そういう生き方もいいものです。



 商会で資料を整理していると、グレイヴに突然言われました。


「そうだ!これ見てくれよ」

「これは、指輪ですか?」

「そうだ 俺結婚すんだ そういやお前は結婚しないのか?」

「え~と、そうですねっ

 ……実は……

 もう、してるんですっ」

「誰と?」


「この商会と………」

「……www」

「笑うな、権力行使してクビにするぞ」

「え? あ ごめんな?」

「それじゃあ、私はこれから墓参りに行ってくるので、あとはお願いしますね」

「了解

 ……律儀だな

 ここ十年、週に一度の墓参りを今まで一度も欠かさないなんてな」

「そうでしょう。そうでしょう。

 私は家族思いなのですよ」




wiki的なもの

種族: 人間

性別: 男性

職業: 元・行商人 → 傭兵団創設者/商会代表

肩書:

傭兵団「グレイヴ団」創設者

商会〈飛翔商連〉会長


概要

幼い娘と最愛の妻を持ち、ささやかながらも幸せな家庭を築いていた商人。しかし、出張中に村が魔物に襲われ、家族も村人も全滅。帰郷した彼が目にしたのは、血の跡だけが残る静かな死の村だった。


自責の念に囚われ、商人を一時廃業。だが「幼い命が理不尽に奪われない世界を作る」という誓いを胸に再び立ち上がり、交易を通じて各地の平和と復興を支援する。やがて、迷宮を巡る旅で奇妙な三人組の冒険者と出会い、戦いの中で少しずつ自身の無力感を克服していく。


旅を経て傭兵団を設立、生活困窮者や犯罪者であっても正義と再生の機会を与えることで団を急成長させた。現在は自らの商会と飛行船を用い、古き仲間の支援に奔走する。


性格

温厚で人情深く、時にコミカルな振る舞いをするが、その根底には深い悲しみと誓いがある。家族の喪失による絶望を抱えながらも、人の笑顔と子どもの命を何よりも尊ぶ。


かつては自己卑下の強い男だったが、旅と仲間との交流を経て「誰かの役に立ちたい」と強く願うようになり、今では前向きで行動的。時に涙もろく、困っている人を見ると放っておけない性分。


能力・スキル

商才と交渉力: 元々の本業。交易路の最適化や物資の融通に長ける。

情報収集力: 各地を回った経験から多方面に独自のコネクションを持つ。

戦闘支援: 戦闘経験は浅いが、即席の投擲武器や爆薬などを駆使して補佐する。

「商人の勘」: 危険を察知する直感的能力。探索時のトラップ回避や謎解きにも発揮される。

精神的カリスマ: 傭兵団を率いる器。人を見抜き、育て、導く力を持つ。


関係人物

娘と妻(故人): 生涯をかけて守れなかった最愛の家族。彼の原動力の根源。

ミラ: 迷宮で出会った少女の幽霊。彼女を助けたことで自らの誓いを思い出した。

グレイヴ: 元盗賊で、現・傭兵団団長。彼の人生を変えた男であり親友。

元パーティ三人組: かつて迷宮を共にした冒険者たち。彼の転機を作った恩人。

人族の青年: 後に王国奪還を目指す旅の同志。飛行船を提供するなど支援。


名言

「子どもが、幼いまま死なない世界を作りたい」

「天国の娘に顔向けできないじゃないですか!」

「私にだって“漢”の意地ってモンがあるんですよッ!」


備考

飛行船を保有しており、それを使って人々を救援・移送することもある。。

近年は逞しい姿になっているが、性格は昔と変わらない。


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