第4話 真夜中の宅配便。
新アイドルメンバー3期生!
「堀野未来です、皆さんの1番になれるように頑張ります!」
もうリモコンを取る気力さえも残ってない。
今日はとにかく疲れた。俺は一体何を見たんだろう。
あの本屋に居た時だけ"時間の流れ"が遅かった気がする。
それにあの家、時間が経ってよく考えてみたら見た事あるような無いような気もする…。
(まぁ、藤原が言ってたように仕事の疲れが溜まってたのかもしれない。)
慣れない仕事を覚えるのに必死で幻想だったのかと思いたい。
ピンポーン
「宅配便です〜」
夜の12時にインターホンが鳴り響いた。
俺は恐怖に包まれた。
(は?怖すぎるって…、夜中だし俺はいつも置き配に設定してるのに)
恐る恐るドアスコープから覗いたら小柄な男性がダンボールを持って立っていた。
(怪しい…居留守を使うか…)
気配を消して覗いていると男は諦めたのかダンボールをドアの前に置いて去っていった。
俺は安心した後に、ここは団地の1階だった事に気がついた。
(やべ、窓の鍵閉めたっけ?)
振り返った瞬間_____
「また会いましたね?」
あの本屋の女が立っていた。
バギッ
俺は叫ぶ暇もなく頭に衝撃が走った__。
真っ暗な暗闇の中である夢を見た。
ミディアムヘアで癖毛の見慣れたあの子が駅のホームに立っていた。
自殺した大西だ。
「ねぇ、桜花〜どうするの〜??早く決めてよね」
大西の後ろから悪びれも無く無垢な笑顔で話しかけているクラスの委員長が居た。
大西はただ俯いていて、手に持っていた鞄を床に置いて駅のホームの中へ入ろうとしている。
「お、おい!やめろ!!!」
俺がそう叫ぶと大西が目に涙を浮かべながら俺の方を見た。
大西の口元が少しだけ動いた。
何かを言いかけた時、
委員長が鞄の中から取りだした辞書で大西の頭を思いっきり殴った。
俺は倒れ込む大西の方へ走り出そうとした、
すると……
「ねぇー、そろそろ起きてよ〜??」
あの本屋の女の声で目が覚めた。
その女はニッコリ微笑んで俺に問いかけた。
「やっと思い出した?」
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