第22話 今日のボクは転移魔法とクレアボヤンスを使っていた

 おばあちゃんにおやすみなさいのご挨拶をして、ケンちゃんのお部屋へ行く。ボクのお部屋に行くついでに。

 そして、ケンちゃんの動きを予想してみる。


「う~んと、こっちに行って、こういってこうかな?」

 ボクのお部屋に行くついでに、ケンちゃんのお部屋を横切ってみる。横切ってみて振り返る。


「ここがいいかな?」

 部屋に入ってすぐは見つからないけれど、机に座って勉強をしようとすると嫌でも目に入る場所。そこにケースから出したギターを置いてみる。


「うむ。いい感じ」

 これでボクができることは終わった。

 あとはケンちゃんがこれを見て驚けばよい。

 それが楽しみなのだ。


「いっぱい、がんばった」

 けっこうヘトヘトだった。

 唐紙を開けてボクの部屋に入ると、押し入れから布団を出して敷いた。お家だとベッドなんだけど、おじいちゃんのおうちだとお布団。

 面倒だけど嫌いではない。


「ちょっとだけ寝よ」

 パジャマに着替えて布団に入る。ケンちゃんはまだ穴掘ってるみたいだから。

 千里眼ってこういう時便利。


 透視能力クレアボヤンスとも言うらしい。

 ちょっとがんばったらできるようになった。


 ただ、ケンちゃんもできそうな感じ。

 ちょこっと教えたらできるんじゃないかな。


 今はまだ無理そうだけど。

 そんなことを考えていたら、いつの間にか寝てた。



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