第13話現実逃避

 翌日を迎え、無防備な可愛い佐渡の寝顔があり、触れたくなり、思考を変えるべく顔を背け、扉に視線を移す。

 僕は彼女を起こさないようにベッドからおり、階下のリビングに降りた。

 キッチンでグラスにやかんから麦茶を注ぎ、喉に流し込む。

 ダイニングチェアに腰を下ろし、一息吐く。

「はぁー。泊まっていったんだ……」

 両親は起きていない。

 買っておいたクロワッサンに齧り付き、空いた腹を満たそうとした。

 テレビを観ようとリモコンを手にするが、明るいニュースが流れてくる訳じゃないことに気付き、電源を付けなかった。

 背もたれに頭を乗せ、天井を仰ぎ見る。

 7時過ぎで、9時ごろに両親が起きてくるだろう。

 8時40分過ぎまでリビングで文庫本を読み進め、自室に戻った。

 僕が自室に戻った頃には、佐渡が起きて上体を起こしていた。

「おはよー、今村くん。もう朝食は済ませたの?」

「あぁ、うん。これ、食べる?」

「クロワッサンだぁー!食べる……てか、ふたつって少なくない?」

「文句は受け付けないよ。僕が食べよっか?」

「私が食べる!!」

 彼女が素早くベッドから離れ、僕が持っていた袋を取り上げる。

 片手で握り、クロワッサンを齧りつく。

「今日も籠る?」

「何処で出くわすかわからないから籠る。セックスシよ?」

「親が出掛けてからにしよ。バレると厄介だし」

「それはそうだね。胸、揉んで」

「佐渡さんのお母さんって、そういうとこあるの?」

「そういうとこって?」

「察してよ」

 僕は彼女の要求されるままに彼女の胸を揉んだ。

 彼女の口からクロワッサンを齧り付く途中で喘ぎ声が漏れた。


 9時40分過ぎに両親が出掛けて、佐渡と二人になる。

「出掛けた」

「うん……早くもしたそうに見ないでよ。早いって」

「早くないって。ゴムゴムはっと」

 クロワッサンを食べ終えた彼女はゴムを探していく。

 僕は彼女から手渡されたゴムを付ける。

 スウェットの上を脱いで、下のズボンも脱いでいく僕。

 僕が彼女のルームウェアを脱がしていき、ブラジャーとショーツだけの姿にさせた。

 彼女が僕に背中を見せる姿勢を取り、「良いよ」と促してくる。

 僕は彼女がしてほしいと願うように、ショーツの上からアソコを撫でていく。

 彼女の指示通りにアソコが濡れてきたところで、膣内ナカに指を挿れていき、挿れたり抜いたりを繰り返していく。

 彼女は身体を痙攣させ、喘いでいく。

 一度絶頂き、四つん這いになってお尻を突き出してきて、僕はアソコにアレを挿れ快感を味わせてやる。

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