第5話言い逃れできない
僕は佐渡と対峙している。
「なにもない……桜田さんとは。佐渡さんが考えてるようなことはさ……」
「私が考えてること……なんなのよ、ソレ?」
攻撃的だ、現在の彼女は。
「きぃ、キスぅ……とかぁ、せぇ、セック……すぅ…………です」
「なぁあっそんなことぉぅッッ……考えてないし!ふっふん……」
彼女は動揺し否定して、鼻息を荒く出し、顔を背けた。
昨日誘惑され揉んでしまった胸の下で腕を組む彼女である。
「その慌てっぷりは明らかに考えて——ったぁあっっ!?」
僕が指摘すると言い終える前に頬を叩かれ、悲鳴をあげた。
「なぁあっなにすんのさ!?叩くこと無いだろう!昨日ぅ誘惑してぇ……シぃ……たのにぃ……」
僕が現実を突きつけてる最中に、彼女が頬を紅潮させ、泣きそうに瞳を潤ませていた。
「僕が泣きたいよ……なんで佐渡さんが……」
「シて……昨日シたように。啓治、お願い」
「嫌ぁ……だよ。もう嫌だ。他の奴にシてもらって——」
ばしんっ、と先程よりも強く同じ頬を叩かれた。
「いっ……今村くんがぁ、いいの。お願い、啓治……」
彼女は号泣しそうな歪んだ顔で乞う。
「わぁ、わかった。でも……一回だけだよ」
「うん……今村くんありがと」
彼女ははにかむように笑って感謝を伝えてきた。
彼女が涙の流れた頬を手の甲で拭い、リビングを出て、階段を上がっていく。
僕が自室に這入るとベッドに腰掛けた彼女があるモノを持っていた。
「そっ……それって!?佐渡さんの——」
「違う違う!!今村くんのオヤの寝室に隠してあったやつ」
「佐渡さんってそ——なんでもありません!!」
「コレでも絶頂かして、今村くん」
「わぁか……りました」
僕は首肯して、彼女から両親の使っている大人の玩具を受け取った。
彼女が自らベッドの上で脚を開き、ショーツが見える体勢になって、唾を飲み込んだ。
僕は彼女の前のベッドの下に膝をつき屈んで、男性のアレが勃った形を模った玩具の電源を入れ、彼女の太腿の内側に振動する玩具の先を押し当て滑らせていく。
「うっ、うぅ……あっ、あぁ……あぁんぅっ!あぁっ……んぅっ、あっ、んぁあ〜っ……んぁあっんあぁあっっ……イッ……あひぃっ……ハァハァ……んぁあっんんっ!はぁあん……いぃ……」
「喘いでるなぁ!気持ち良いのか、えぇ??なぁ喘いでばっかりないで、どうか言ってみろ嘉音!——気持ちいいか?なぁ——」
彼女は敏感なアソコに振動する玩具の先を押し当てられ、大きな喘ぎ声を発しだしだ。
僕は三度も叩かれたくなくて、彼女が悦ぶ罵声を吐いていた。
彼女が身体を激しく痙攣させだし、いかがわしい言葉を叫びそうになった
叔母だった。
「けーちゃん、お愉しみのとこ悪いけど良いかい?」
「あぁっ、ねぇ姉!?これはそのぅっ……違くて!!」
「そんな否定してもこの状況とその
こうして叔母に弱味を握られてしまった。
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