第4話 焼き肉
お久しぶりの一人飯。何を食べるかはもう決めた。
焼き肉だ!!!
財布は痛いが、一人焼き肉なるものに挑戦したいと思い、参上することにした。
ランチでセットなら少しはコストを抑えられる。
ランチへいざ勝負!
焼き肉屋のランチは意外と空いている。夜しか行ったことがなかったからてっきり混んでいるものだと思っていた。
店内に入ると、
「何名様ですか?」
店員さんに聞かれ、人差し指を立てて1を示す。何度経験しても、少し緊張する。
「一名様ですね。こちらのお席でいかがでしょうか?」
「ありがとうございます」
案内されたのはお一人様席だった。この時代に生まれてよかったー!
「火つけますね」
火がつくと顔のまわりがポカポカしてくる。
メニューを確認する。目移りしないように、ランチメニューのページだけを開く。
カルビ、ハラミ、タンにご飯とドリンクが着く人気メニューセットがあった。
今の時代によくあるタブレットで注文する。
ピンポンを押すより度胸も必要ないからありがたい。
何度、ピンポンを押しても店員さんが来なくて、もう一回押したら店内にピンポンが響き渡って、押せてなかったことに気がつくあのドキドキをしなくてもいいのは、なんともありがたい。
「お待たせしました。ごゆっくりお過ごしください」
店員さんがそういって運んできたのは、生肉&白米&ウーロン茶。
にっくだーーーー!!!!!!
肉というものはなんとも不思議なもので、どんなテンションでも最高に爆上げてくれる。
でも、焼き肉はここから始まる。焼く時間がある。毎回テレビやらで裏技で肉汁がとか見るけど忘れてしまう。だからシンプルに焼く。
私は技量的に一枚しか焼けない。カルビからいくことにした。
いざ、出陣だ! カルビよ!
ジューという音がする! この音が一番お腹を空かせてくる。
うおっ、焼けてきた。トングを箸に持ち変えて取る。そして、準備していた特製ダレをつける。タレっていうより、ダレのほうが美味しそうに感じるのは私だけだろうか。
いただきます!!
肉を口のなかに入れて、ご飯をかきこむ。
うまっ!!!!!
肉だよ! 肉ーー! やっぱり肉は最高だ!
カルビ特有のあの旨さがある。
次はタン!
うーん! この食感! タンだー!
うまい。うまい。うまーーい!!!!
次にハラミ!
焼き肉の王様だよね。圧倒的存在感。厚さがあるから、期待も募る。
焼けた!
はい! パクっ!
くっくく!
やば! うまっ! 王様だわー!
崇め奉りますわ!
そんなこんなで食べ進め終わってしまう。
「ごちそうさまでした」
女子中学生の一人飯 上宮彩乃 @uemiya-ayano
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