概要
素麺を解禁すれば夏が来たと認めた事になる。私は負けない。
季節の移り変わりが唐突だ、というエッセイを書き綴っている筆者。
だが近頃筆者最寄りのスーパーで、「素麺」が売り出され始めた。
だが。
素麺を買ってしまえば、夏の到来を認めたことになる。
素麺食べたい。でも夏だと認めたくない。でも素麺について考えてたら素麺のトッピングがあれこれ思い浮かんできた。
葛藤する筆者のエッセイ。
(2025/6/16) エッセイ・ノンフィクション週間ランキング3位! ありがとうございます!
だが近頃筆者最寄りのスーパーで、「素麺」が売り出され始めた。
だが。
素麺を買ってしまえば、夏の到来を認めたことになる。
素麺食べたい。でも夏だと認めたくない。でも素麺について考えてたら素麺のトッピングがあれこれ思い浮かんできた。
葛藤する筆者のエッセイ。
(2025/6/16) エッセイ・ノンフィクション週間ランキング3位! ありがとうございます!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!じゅるり。
「だめだべ、だめだべ! オラ怒らいちゃうだよ!」
12年ぶりに四季の門番を任されたのはヘビのおいちゃん。
つめかけた『季節物』を関所で押しとどめ、交通整理に忙しい。
あけて、あけてぇ
いっこうに減らない長~い列。
「じんばんがあるだよ! 順番がぁ」
帳面をめくり、あくせく働く。
相棒の春告げ鳥は、役目を終えて、いびきかいて昼寝してる。
――おいちゃんは知らない。
どさくさに紛れチケットを持たない、そー麺がとっくに関を抜けていたことを。
相棒の、ぽっこり膨れた腹の中身がそーめんであることを。
「こらぁ太陽! フラフラしないでちゃんとしてぇ――」
おいちゃんは知らない。…続きを読む