第20話

焚き火の輪から、拓海は静かに立ち上がった。


誰も呼び止めなかった。

その背中にある“報せ”の重さを、皆が感じていた。


夕暮れは深く、赤から群青へと空の色を変え始めていた。


布と革で張られた仮設の大幕。

それが、ウィンストンの居所。


入り口には赤黒の刺繍が施された布が垂れ、

団章の意匠――“燃える隼の爪”が月明かりに淡く浮かんでいた。


拓海は布の前で足を止め、

静かに声をかける。


「……戻りました。報告があります」


数秒の沈黙。


やがて、布の奥から女の声が返る。


「入れ。

 今夜は、言葉を隠すなよ。全部、聞くつもりだ」


それは、ウィンストンの声だった。


凛として、低く、決して柔らかくはない。

だが、その響きは受け止める覚悟を持った者の声だった。


拓海は深く息を吸い、

布を片手で捲り、その中へと足を踏み入れる。


重い布をくぐると、

内部は思いのほか静かだった。


天幕の中央には低い火鉢が置かれ、

その周囲を囲むように敷かれた毛織の敷物。


灯りは火の明かりのみ。

外の喧騒は、まるで別世界のように遠かった。


ウィンストンは、そこに座っていた。


膝を崩し、腕を組み、

片方の肩に毛皮を引っ掛けたまま、静かに拓海を見ている。


その瞳は、命じるでも責めるでもない。

ただ、“聞くためにここにいる”という眼差しだった。


「……ただいま戻りました」


拓海は、まっすぐその前に膝をつく。


ウィンストンは頷きもせず、ただ短く言った。


「報せは聞いた。

 だが私は、“口で済むこと”を信じていない。

 お前の言葉で、“どう死んだか”ではなくどう生きていたかを聞かせてほしい」


拓海は、目を伏せる。


言葉を選ぶことはしない。

ウィンストンに対して、それは失礼だと感じた。


「……ザラは、自分のことなんかどうでもいいような顔して、

 ずっと前を歩いていました。

 口調は乱暴…でも、それでも“見てた”んです。周囲のことを細かいことにも気づいたり隊の空気を和ませたり。」


ウィンストンの目がわずかに細められる。


拓海は続けた。


「瘴毒盆地の胞子で彼女は侵食されていたんです。

 彼女は最後の力を振り絞って松明の炎で道を切り拓いた。

 あれは……命を燃やしてたんだと思います」


火鉢の炭がパキ、と音を立てた。


拓海は、拳を握る。


「……その後で、彼女は完全に感染してました。

 身体中からキノコを生やして、意識が朦朧としてた。

 けど、俺たちを見て、ほんの一瞬……笑ったんです。

 “自分が何をして、どう終わるか”を、きっとわかってた」


ウィンストンは目を閉じ、数秒沈黙する。


そして、低く呟くように言った。


「……馬鹿な女だ」


その言葉に棘はなかった。


「だが──ザラらしい。

 なら、お前たちに悔いはないな?」


拓海は、はっきりと頷いた。


「はい。最期は、アミラが……一太刀で。

 俺とセファが、ちゃんと見届けました」


ウィンストンは黙って火を見つめ、

その横顔に、ひとつの安堵が滲んでいた。


「……ならばよし。

 ザラは命令に従い、仲間を導き、未来に繋げた。

 私はそれを“生き様”として認める」


風が、幕の隙間から吹き抜ける。


それは、火鉢の煙を揺らしながら、

静かに、テントの奥へと消えていった。


焚き火の静寂のなかで、

ザラの名が語られ、その死が認められた。


だが、任務はそれだけでは終わっていない。


拓海は、少し呼吸を整え、

ウィンストンの目をまっすぐに見据える。


「……本来の報告があります」


「聞こう」


拓海は頷き、続けた。


「斥候任務の目的地である遺構――ザラリス。

 俺たちは、そこに到達しました。

 瘴毒の濃度は減少傾向にあり、

 風の流れと地形から見て、瘴気の滞留はほぼないと判断しています」


ウィンストンの眉がわずかに上がった。


「……生存可能な区域だったか」


「はい。壁に囲まれた遺構で、

 一部の建造物は崩れているものの、地下施設や給水管の一部は稼働可能でした。

 セファが霊を使って水脈を確認しています」


「……本拠点を移す価値はあると?」


拓海は即答した。


「ええ。少なくとも“今のテント暮らし”よりは、安全で持久力のある拠点になります。

 守りやすく、補修の目処も立ちます。


ウィンストンは少し顎に指を添え、

視線を火鉢へと落とした。


その目は、戦術と戦略の狭間で何かを組み立てている。


やがて──静かに言った。


「……ザラが斃れた価値は、確かに“その地の名”に刻まれたということだな」


「はい」


「わかった。ミルラに報せておく。

 あの地に、我々の“次”があるかどうか……判断の価値はある」


テントの入り口の布がかすかに揺れた。


「入るぞ」


低く、落ち着いた女の声。


次いで、足音がふたつ。


最初に姿を現したのは、ミルラだった。


長身の身体に揺れる民族調の装飾。

黒髪は束ねられ、月明かりに薄く光を返している。


続いて入ってきたのは、ヨミ。

背はさらに高く、片目に走る傷跡が影を落としている。


いつものように、タンクトップと迷彩の下に張り詰めた筋肉。

口は閉ざしたまま、視線だけが鋭く室内を掃いた。


ウィンストンは視線を上げたが、何も言わない。


ミルラが一礼して口を開く。


「……報告は聞いていたわ。

 外は落ち着いた……セファは今仲間に囲まれているわ」


拓海は小さく頷いた。


ミルラは静かに焚き火の傍に腰を下ろす。


その動きには、礼儀と覚悟を伴った共に聞く姿勢があった。


ヨミは無言で、拓海の隣に立つ。


その気配だけで、室内の空気がわずかに引き締まる。


ウィンストンが、焚き火の上に手をかざしながら言う。


「……そろったな。

 なら、お前の口から、残りを語れ。

 “何が敵で、どれだけの刃がこちらに向いているのか”──聞かせてくれ、拓海」


焚き火が爆ぜる。


その音に、拓海は深く息を吸い、

短機関銃のストラップに軽く手を添えた。


「……俺たちは、“クラッシュ・タグ”という傭兵崩れの組織と接触しました。

 武装は旧式の火器中心ですが、対応が早く、即座に威嚇と包囲行動を取ってきた。

 こちらが拒否した時点で、即座に戦闘に入っています」


ヨミが、鼻を鳴らした。


「舐め腐った野郎どもだな。通行料とか言いやがって、武器突きつけるとかよ」


「そうね。でも、完全にこちらの力量を見誤っていたのは間違いないわ」


ミルラがそう静かに言う。


「三人で制圧できたなら、個々の練度はさほどでもないはずよ」


拓海は頷き、続けた。


「……その中の一人を捕えて、情報を引き出しました。

 この森の北東の崖沿いに“ラストホールド”という名の拠点を構えているとのことです。

 武器、食料、装備……全てがそこに集約されている可能性があります」


その瞬間、ウィンストンの目が静かに細まった。


彼女は火鉢の傍に指を置き、静かに言った。


「……ちょうどいいわね。

 いま私たちは、ザラリスへ本隊を移す準備を進めている最中だけれど……物資が足りていないのよ」


ミルラが視線を向けた。


「食料、テント材、補修用の金属……

 現地で調達できる物もあるけれど、備蓄があるに越したことはないわ」


ウィンストンは、ゆっくりと背を伸ばした。


その目には、ためらいはなかった。


「敵が“こちらを値踏みした”というのなら──

 その誤算の代償は、払わせてもらうとしよう」


ヨミがニヤリと笑う。


「ようやく派手にやれるってわけだ。こっちの血の巡りも腐りかけてたところだしな」


ミルラが、唇に指を当てて考えるように呟く。


「強襲か、陽動か、あるいは夜陰に紛れるか。

 策は練れるわね。頭数と装備が揃っていれば、成功率は高いわ」


ウィンストンは一度だけ目を閉じて、

そのまま短く、決定を告げた。


「“略奪”という言葉には耳障りな響きがあるが

 この世界では“奪えない者”から消えていく」


その言葉に、誰も反論しなかった。


それは信念ではなく、現実だった。


ウィンストンの「奪えない者から消えていく」という言葉が、

火鉢の炎とともに幕内に残響を落とした。


静寂。


だが、そのなかで拓海は前に出た。


背筋を伸ばし、

言葉に迷いなく、告げる。


「……俺を、先発部隊に加えてください」


ウィンストンの目が、静かに彼を見据える。


ミルラがわずかに目を見開き、


ヨミが、声を上げて笑った。


「ははっ……! 言うようになったじゃねぇか、拓海!」


笑い声には皮肉も侮蔑もない。


それは、完全に“仲間の一人”を迎え入れる時の笑いだった。


「前までは“お荷物にならねえように頑張ってます”って顔してたくせに……

 今じゃ、自分から前に出ようってか。

 ……なぁに、立派になったもんだ」


拓海は、少し照れたように目を伏せるが、

その表情にはしっかりと覚悟が宿っていた。


ミルラがその様子を見て、穏やかに微笑む。


「拓海。無理はしないこと。

 でも、あなたが行くなら──支援プランは考えておくわ」


ウィンストンはしばし無言のまま拓海を見つめ、

やがて短く、はっきりと頷いた。


「分かった。行くといい。

 ─今のお前自身として」


火鉢の火が、ふっと揺れた。


その炎に照らされる拓海の横顔には、

迷いは、もうなかった。


「……以上で報告を終わります」


拓海がそう言って、軽く頭を下げる。


ウィンストンは無言で頷き、

ミルラは微笑みを浮かべたまま目を閉じ、

ヨミはいつもの調子で、「明日が楽しみだな」と小さく笑った。


緊張の糸が、ふっと緩む。


拓海は腰に手をやりながら、

ゆっくりとテントの幕を押し開いた。


外は、夜だった。


木々の上には雲が薄く広がり、

その間から滲む月明かりが、拠点の影を柔らかく染めていた。


焚き火の灯りがあちこちで瞬き、

鉄鍋の中からは湯気と香辛料の香りが立ち上っている。


「──おっ、そっち終わったか、拓海!」


調理係のミナが声をかけてくる。


「今夜はキノコと干し獣肉の煮込みよ。あんたらの分も、ちゃんと取っといたから安心しな!」


「ありがたいな……」

拓海は思わず笑みをこぼしながら焚き火へ向かう。


火の周りでは、団員たちがいつものように食器を手に囲んでいた。


喋る者も、黙って食う者も、

誰もが“生き延びた今日”をそれぞれのやり方で噛みしめていた。


少し遅れて、

焚き火の向こうからアミラが現れる。


ヒジャブの奥から月明かりに光る目が、

一瞬だけ拓海に向けられる。


その瞳は、無言の“おかえり”だった。


鉄鍋から立ち上る湯気と香辛料の香りに導かれるように、

拓海は焚き火へと歩みを進めた。


そのとき──


「ようやく来たな、ヘロヘロ斥候帰り」


声とともに、小柄な影が横から現れた。


革の前掛けに煤の跡。

赤毛をざっくりと刈り込んだ横顔が、

火の光でちらりと照らされる。


ソフィアだった。


「戻ってこなかったら、せっかく作ってた曲刀、灰にしてやるとこだったぜ」


言葉はぶっきらぼうでも、その目は笑っていた。


「それにほら、リィナがな。ずーっと落ち着かなくてよ」


「そ、ソフィア姉さん!」


横から現れたのは、焚き火の明かりに照らされた少女──リィナ。


布のバンダナを頭に巻き、弓を背負った小柄な体。

ぱっと花が咲くような笑顔を拓海に向けて、言葉が弾ける。


「……よかった、ほんとに、帰ってきた……!」


声が裏返るほどに喜びがあふれ、

リィナはほとんど駆け寄るようにして拓海の前に立った。


「みんな言ってたの。拓海なら帰ってくるって……でも、やっぱり……!」


「……ああ。ただいま」


拓海は、少し照れたように目を細めた。


「遅くなったけど……無事に帰ってきたよ」


リィナは深く頷いて、

手にしていた湯気の立つ木椀を差し出す。


「これ、あたしが取っておいたの!あつあつだから、早く食べて!」


ソフィアが肩をすくめて言う。


「ったく……何が“食べて”だよ」


「う、うるさいなぁ!」


火のそばで笑いが弾ける。


それは、どこか遠くなりかけていた“日常”の感触だった。


拓海は木椀を受け取り、

そこに広がる濃い煮込みの香りに、自然と笑みを浮かべる。


「……ありがとな。温かいのは、やっぱり、沁みるな」


焚き火の明かりの向こうから、足音が近づいてきた。


誰もがその気配に目を向ける。


ターバンに、軽い装備。

冷たい雰囲気を纏いながらも暖かい女性。


セファだった。


「……空いてる?」


その声は小さく、けれどはっきりと拓海に向けられていた。


拓海は椀を置きながら、うなずく。


「もちろん。座れよ」


セファはそのまま、当たり前のように拓海の隣に腰を下ろす。


膝を抱えるように座って、焚き火を見つめるその横顔は、

昼間の戦闘のときとはまた違う、柔らかさを帯びていた。


ソフィアが「おおっと」と小さく茶化すように呟いたのと、

リィナの目が見開かれたのは、ほぼ同時だった。


「……えっ」


木椀を持ったまま、

リィナは拓海とセファを交互に見た。


そして、そっと──でも確かに、拓海の反対側にぴたりと座り直した。


(な、なにこれ……なんか……すごく……近くない?)


火の光で染まる頬。

木椀を両手で抱えながら、リィナは黙々と煮込みを食べ始める。


が、その瞳はちらちらとセファの方を盗み見ていた。


セファはそれに気づいているのかいないのか、

何事もないように、拓海に話しかける。


「ねえ、さっきの。

 あの短機関銃ってやつ使えるの?」


「映画とかで見たから多分なんとなくな」


「ふうん……」


(な、なんでそんな自然に話してるの!?)


リィナの視線が、熱を持って揺れた。


食べていた煮込みの中の獣肉を、勢いよくかじる。


「……あたしだって、弓だけじゃないんだからねっ。

 今度からちゃんと前に出るし……!」 


「ん? 何か言ったか?」


拓海が聞き返すと、

リィナはあわてて顔をそらす。


「な、なんでもないよ!」


セファがふと、リィナを見て──

ふっと、小さく笑った。


リィナは更に顔を赤くして、

煮込みをかき混ぜる手が妙に早くなった。


焚き火を囲んで談笑と食事が進むなか、

ソフィアが手元の器を置き、ふいに拓海を見た。


赤毛をざっくり刈った横顔に、いつもの無骨な気配が滲んでいる。 


「なぁ、拓海。……あの曲刀、使ってみてどうだった?」


その言葉は軽く投げられたようでいて、

火の影に熱を孕んでいた。 


拓海は器を置き、少しだけ考えてから答えた。 


「……すごく、しっくりきた。

 振り抜いたときの重みも、戻りも、想像より素直だった。

 迷わず動けた」


ソフィアは顎に手を当てて、黙って聞いていた。


拓海の言葉には余計な飾りがなく、

それだけに一つひとつの感触が伝わってくる。 


「なんか……“手に馴染む”っていうの、こういうことかって思ったよ」 


それを聞いて、ソフィアはふっと鼻を鳴らす。


「へぇ。なら、まぁ──合格ってとこだな」


「合格?」


「お前が戻ってきて、それを“ちゃんとそう言って”くれたってことがな」


ぶっきらぼうな口調のまま、

けれど火に照らされた横顔には、小さく満足げな笑みが浮かんでいた。 


「……壊すなよ。無理に振るえば、刃も曲がる。

 でも、お前が言う“迷わず動けた”って感覚。あれは大事にしてけ」


「わかった。ちゃんと、そうする」


拓海が真面目に頷くと、

ソフィアは少しだけ視線をそらし、口元をぴくっと歪めた。


「ったく、真面目に言うな。照れるだろうが」


「いや、言っとかないと後で怒られそうだから」


「怒るわけねぇだろ……まあ、ちょっとは怒るかもしんねぇけどさ」


それを見ていたセファが小さく笑い、

リィナはなぜかむすっと頬を膨らませて、

器の中身を勢いよくかき混ぜていた。


笑い声と湯気が交じる焚き火の輪のなか、

皆の表情はどこか柔らかくなっていた。


それぞれが食後の余韻を楽しみ、

夜風に当たりながら、今日を乗り越えたことを実感していた。


──だが、その輪の外から、

布の衣擦れと革の足音が静かに近づいてくる。


誰かが気づき、立ち上がりかけたとき、

火の向こうから姿を現したのは、あの人だった。

 

ウィンストン。


彼女は焚き火に一歩足を踏み入れるだけで、空気を変えた。


話す前から、全員が自然と立ち上がり、口を閉じる。


ソフィアも器を置き、リィナも背筋を伸ばす。


セファもすっと表情を引き締め、

アミラは静かに姿を現し、影のように佇んだ。


ウィンストンは焚き火を一瞥し、

言葉を選ばず、短く告げる。


「──明朝、出る。

 目標は、クラッシュ・タグの前線拠点“ラストホールド”」


焚き火の爆ぜる音が一瞬、やけに大きく聞こえた。


「情報と戦果は、既に斥候隊から届いている。

 地形、守備の死角、接近経路──

 我々が勝てる条件は、整っている」


「目的は二つ」


ウィンストンの声は、焚き火の灯りよりも静かに、だがはっきりと響く。


「拠点に蓄えられた物資の確保。

 そして──“誤った優位”を持つと勘違いした連中への代償の提示。」


誰も異を唱えなかった。

それは、団の長の言葉であると同時に、生きるための指針でもあった。


「……逃げ場のない連中だ。

 舐められたまま黙っているような女たちじゃないって、思い知らせてやる」


その言葉に、ヨミが笑い、ミルラが火の向こうで静かに頷いていた。


ウィンストンは最後に、

それぞれの顔をゆっくりと見渡しながら言う。


「──眠れ。

 明日は、鋼と火の匂いがする朝になる」


そして彼女は振り返り、

再び闇のなかへと消えていった。


残された火のまわりには、

再び静けさが戻った。


けれどそれは、さっきまでの安らぎとは少し違っていた。


──それは、戦場を迎える者たちの“静けさ”だった。

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