欠片5.『八天星』
──────────────────────
【──
【その日は人類にとって
二度目の】
【歴史に残る大災害となる】
【八つの大要塞
その中心国であるルインルーナ王国が──】
【一夜にして壊滅した】
その伝達は数日後。各要塞に知らせが届くこととなる。
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より南東2641km】
【大要塞
「壊滅した理由の一つとして、
公爵[コマース(32)]
[種族:ヒト]
各地の大要塞を納める公爵たちは、情報の伝達に日々追われていた。
付き添いの兵士が答える。
「そのようですね」
・・
「王国の最高戦力とされる八人の
「通称──『
「その一人一人が強大な力を持ち、強力な
「彼らは、ルインルーナ王国に残された伝説の武具。『
「実際。この目にするまでは半信半疑でしたが……」
「彼女の戦いを見て……。本当だったと確認できました。」
兵士が見つめる先には、一人の女性が立っていた。
白衣を羽織り、ロングスカートを着ているその女性は、こちらに振り返ると…被っていたフードの奥から6つの光輝く目が覗いていた。
「……ウフフッ」
【
[種族:ヒト]
公爵は彼女に構わず、兵士に先ほどの言葉について質問をした。
「八人だと…?」
「ええ」
「……確か二ヶ月前の王国会議では、九人あの場にいたはずだったんだがな」
「え?」
──────────────────────
【ルイルーナ王国跡地より北東に3123km】
【大要塞
「アンタの仕える王国が、無くなったってよ」
「これからどうするんだ?ジイさん」
公爵[ファーム(31)]
[種族:ヒト]
「フォッフォッフォ」
「さてのぅ……残り短い余生じゃ」
【
[種族:ヒト]
・・
「どれ。自由に生きてみるとするかのぅ。」
「それとも……オヌシが雇ってくれるかね?フォッフォ」
「ハハハッ、それも良いかもな!」
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より北に3288km】
【大要塞
『……!!これはッ……』
『すぐに近隣の各要塞に、連絡を急ぎなさいッ!!』
[種族:人魚(マーメイド)]
『補給が
『分配や細かい詳細などは、アルマ!アナタに任せるわ』
「かしこまりました。マリン様」
補佐役[アルマ(13)]
[種族:ヒト]
『ネプチューン様にも。伝えなきゃですわね』
──────────────────────
──────────────────────
【──
深い海の底にある宮廷の部屋にて、大柄な男が呟いていた。
『……王よ。』
『これから、海(セカイ)は荒れるぞ。』
【
[ネプトゥス・ネプチューン(48)]
[種族:海龍]
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より北西2676km】
【大要塞
大雨が降り注ぐ中、無数の雷が鳴り響く。
雨に打たれながら、鉄塔の上に立つ人影があった。
「ダァーッハハハァッ!!」
「いよいよかァ!!!」
【
[ユピテル・ジュピターブ(51)]
[種族:ヒト]
「……ハデにブチかまそうぜェ!!!」
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より北東3334km】
【大要塞
【──
広いドーム状の空間に、天井から光が差し込んでいた。
その光の下に1人の人物が立っていた。
『ヒカリの導きは……』
『神の意志ッ…!!!』
『アァ……王も。神の導きを
【
[ウーラノス・ユラス(37)]
[種族:堕天使]
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より南西2916km】
【大要塞
【──
暗闇の中に差し込む、赤い光に照らされた獣は。
鋭い眼光を飛ばし、その笑みからは鋭い牙が剥き出していた。
多くの毛で覆われた人物は、地面に爪をかりたてながらつぶやく。
『……オレ様を楽しませてくれるヤツはドコにいる』
【
[種族:獣人]
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より北に800km】
【大要塞
【──
『オルテ様。今後はどのようにされるのですか?』
[種族:エルフ]
青年のエルフが尋ねる。
『そうねぇ〜……まさか。こんなことになるとは思ってなかったしね〜』
その人物は、腕を組みながら悩んだように目線を上に泳がせた。
しばらくして、笑顔で答える。
『まぁ〜この時代の
『ワタシたちは
『よろしくっ!』
【
[種族:ハイエルフ]
『……』
『かしこまりました。』
『では、
──────────────────────
【ルインルーナ王国跡地より南南東2330km】
【大要塞
そこには、頭に角が生えている老人と屈強な女が会話をしていた。
『しかしのぅ……王も亡くなり』
『ワシももう、そう長くないからのぅ……』
公爵[オールド(94)]
[種族:
『ヴィーナスよ。オヌシがここの公爵にならんか?』
『ジィさん、アタイはそんな
『ヘーパのヤツにでもやらせとけよ』
【
[ウェスト・ヴィーナス(27)]
[種族:
『なら、オヌシからも
『ハァ………わーったよ。その代わり、アイツのことしっかりさせろよ』
『あぁ。恩にきる。』
──────────────────────
【──深峡岩要塞から北北東2.5km
「……ううッ。」
湖の前にある木の下で、寝ていたサーチは目を覚ました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます