第1話-1
「先輩、次来る課長ってどんな人なんですかね?この前の人よりマトモだといいんですけど…」
「噂だと元々ここにいた人らしいですよ。確か名前は………
「はいはいみなさん注目!!今日からここ、羽田支局、警備三課に異動してきた斎藤 芳樹課長代理ね!宜しく!代理、挨拶を」
「はい、皆様こんにちは。改めてましてココ、内務省警備部、羽田支局の警備三課に配属されました"
「えー彼はつい最近まで怪我で休養していましたが、晴れて復職、そしてココ羽田に配属という形になりました!みんな宜しくやってね!」
「「「よろしくお願いしまーす」」」
「じゃあとりあえず代理はこっちで説明するから、他の奴らは通常業務戻っといて、解散。」
解散の言葉と共に一斉に仕事に戻っていく。我々も戻ろうとした時、統括課長が呼び止めて来た。
「あ〜高橋士長と平川副士長も来てもらえる?君たちにも用があるから」
「「…?」」
統括課長に呼ばれ別室に行くと、そこには部長と先程挨拶をしていた新任の課長代理が座っていた。俺らが入ったタイミンクで部長が言う。
「あ〜…今来たこの2人が4班の班員で君の新しい部下ね、高橋と平川」
部下…?何を言っているのだろうか、いきなり呼ばれたかと思えば。4班とはなんだ、ウチは3班までしか存在していない。そんな疑問を浮かべていると横にいる後輩が声を上げた。
「4班って何ですか、聞いてません。それに部下ってなんですか?仰る意味が分かりません。」
食い気味だな…怒っているのだろうか。なだめようとすると部長が口を開く。
「あ〜まだ言ってなかったっけ。新しく三課は4班を設置、そして君たち2人はそこの班員に任命。それで班長は新しく来たこの斎藤君にやってもらう形。」
「そういう事なんでよろしくお願いします、高橋さんと、平川さん?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます