は?ってなるやつ。
眠𦫿うつ
第1話
夏の鎌倉の、山と海が見える崖の手前、こちらに向かう可愛い赤色のリボンを付けた緑のリスが自分の毛をむしって口に入れ、鼻で笑って思いっきり吐き飛ばす動作を繰り返しながら走ってきます。
崖の下には、静かに2人で手を合わせて目を瞑っている小学生の男女がいて、時々2人から空間を揺らすモノを発生させていました。
その空間を揺らす力がこれまでよりも1番大きく感じた瞬間にちかくを歩く猫が
阪神淡路大震災の時に(古須)という表札の家で倒壊と火災のなか、家主のおばあちゃんと共に死んだ「ラムネ」という名の猫に変わり
空に優しく(にゃぁ)と鳴いた瞬間、2メートル以上はあるであろう
浴衣を着た般若とオカメが、ラムネを踏み潰して現れました。
潰れたラムネを見ながら二つは(クサイクサイ、クサイクサイ)と呟いています。
その瞬間、小学生の男女が動き出して
男の子が般若とオカメに向かって(コイツのくそ親父)
と女の子の方は指を刺し、告げると振り返らず消えていきました。
般若とオカメは(クサイクサイ、クサイクサイ)と呟きながら同時に、崖の方を向きました。
そこには
かわいい赤色のリボンを付けた緑のリスが毛をむしって口に入れた後、鼻で笑って思いっきり吐き飛ばしながら
こちらを凝視していることに気が付き、般若が背を向け動き出そうとした時にオカメが腕を不自然に曲げ何かしようとしていますが
リボンを付けた緑のリスがいきなり
(自らの意志でない中、心苦しいはうそだが何もせず去ってくれ!!)
と、叫び終えた時には般若とオカメは「ラムネ」を手で捏ねながら般若の方が突然
(サンドイッチを食べに来ただけですぅ。)と言うと、オカメが、空を見上げ涙を流し
(ラァーーーッッッッーーーーッッッッ)と笑い始め、かわいい赤色のリボンをつけた緑色のリスはそれを見て思いました。
(絶対に嘘だぁ!)
オカメがずっと空を見上げて笑っていると、オカメの口からデカい伊勢エビが出てきました。
その後ろで、般若が腕を不自然に曲げ一連の動きが止まり差し出す様な仕草をした時、オカメがそれに気づき
(エビも猫も変わらんじゃろおぉお!!!)
と、叫んだ時にオカメが見えない何かに潰され、血だらけのお煎餅みたいになってしまいました。
それを見た般若は(クサイクサイ、クサイクサイ)と呟いて伊勢エビの方に行き、手を動かし、無かった筈の刀が腰に現れ手に取り抜きました。
伊勢エビが、刀を動かさなかったのに
半分綺麗に切られていて
何かを取り上げました、よく見てみると猫です。
「ラムネ」です!
それを手に取りながら般若が喜ぶ仕草で空に視線を向け大きな声で
(サンドイッチを食べに来ただけでーすぅ)
と、叫び
手に持つ「ラムネ」を抱きしめて耳が壊れるくらいの高音で叫び空間がビリビリして頭が限界だと思った瞬間に
抱き締めている「ラムネ」を強く締め続け
断末魔をあげて血を垂らし、痙攣した「ラムネ」がピクリとも動かなくなりましたが
般若は、気が付いていない様にいたのに
横で血だらけのお煎餅になっているオカメを見付けた様で、一瞬の間を後に
(誰がヤッタァぁ!!!!)と叫び
残っていたオカメの手が動いて般若の方を指で示そうとした瞬間、般若はその手を全力で蹴り飛ばし
(なんてこった!)と呟きながら、出ていない筈の涙を「ラムネ」で拭き取る仕草をしながら、かわいい赤いリボンを付けた緑色のリスがいる方へ振り向いた時、緑色のリスはかわいい赤色のリボンを上に投げ、その間に
ヒゲを2本抜き(イッテ‼︎)と言いながら変なポーズをしてリボンが落ちて来ると同時に天狗に変わりました。
それを見ていた小学生の2人、女の子の方が、男の子に(早くっ)と仕草をし、手を合わせ始めると、これから戦う覚悟をしていた天狗の身体がいきなり動かなくなりました。
般若はオカメと「ラムネ」を捏ねています。
それを見た女の子が
(屑が)といい、合わせていた手をくねくね曲げた後そっと添えた瞬間、小さい「ラムネ」と小さいオカメが現れました。女の子が何か言うと二つは般若の方に行きました。
その二つに気が付き、驚く仕草をし始めた時にはオカメの顔が耳元にあって何かを伝えると
いきなり静かになる般若とオカメ。
二つで同時に、天狗の方を見た時
全力で背を向けて走る天狗が見えました。
鼻水と涙を流しながら飛ぶ事を忘れ本気で走る天狗を見てオカメが空を向こうとした瞬間、般若が手でオカメの顎を掴み
天狗の方へ合わせて
(どうせなら、あっち向いて笑ってくれないか?)
と、般若が言う。
少しビックリした後、オカメが、もう無理だ!という勢いで黒い光が口から現れ目が笑っている。
放たれる瞬間、背後から圧倒的なパワーを感じ取り、天狗は足を止めて動く事をやめてしまいました。
涙を垂らしたオカメの黒い光がレーザービームの様に放たれ天狗にミラクルヒットする瞬間、近くの木にいた普通のリスが
(バカね、まやかしよ)
と言い、何かを背中で突かれた感触を最後に
自分の家、汗だくになり倒れ込んでいたおじさんが目を覚ました。
水道すいをコップにそそぎ、飲んでいると後ろから中学生の女の子が現れ
(猫踏み潰した時から)と言って去って行きました。
理解するのに少しかかり、腑に落ちた瞬間
言葉の節約にイラっとした。
(た、ただいま。)と小学生の女の子が少し怯えた様に帰ってきました。
振り返り、女の子を見つめると
(遅かったねぇ。汗かいたろ?
お父さんなんて今日、死にかけたんだぞ?ははは、、。)
おし黙る女の子に(ほら!)と声を荒げると女の子は黙ってお風呂の方へ消えていきました。
その声を、家の前で聞いていて、それでも動けないでいる小学生の男の子は
あったはずの目が片方、なくなっていました。
は?ってなるやつ。 眠𦫿うつ @kagura136
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