第2話 変化
「えっ・・・?」
意外そうな表情で貴方が声を漏らした。
「い、いってらしゃい・・・」
顔をそむけた私はそのまま小さく呟く。
「あ、あぁ・・・」
貴方は問い返すことなく玄関の扉から消えていった。
お出かけのキスは。
結婚してから何年も続いていたのに。
拒んだ私の理由も。
確かめずに。
貴方は。
そう、扉の向こうに消えていったのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます