第2話 プリンス・アンド・プリンセス台本
魔界の貴公子サタンだ。
財閥の令嬢白鳥麗子よ。
我ら「プリンス・アンド・プリンセス」
「麗子ちゃん、ちょっと人間を堕落させたいんだけど手伝ってくれる」
「もちろんよダーリン」
「もしもし、とっても高利回りのニーサがあるんだが一口のらないか」
「それはいいわね 年利率どれくらいなのかしら」
「年利2.5%なんだが」
「堅実ぅ、むしろ手堅すぎるぅ、安定志向でどーするぅ」
「麗子シャンパンタワー注文してくれないか」
「いいわねいったいどんなホストなの」
「休日は栗東の乗馬クラブに通ってるよ。家は吉祥寺に百ヘクタール。
先祖は一橋家かな」
「それ昨日の見合い相手っ、どっかで覗いててタンカーイ」
「世界情勢についてお話しします。雪解けで春になりましたがウクライナ軍は
ロシアに反転攻勢をしかけてませーん」
「それマジで情報統制してるやつぅ、貧乏人の投資家に教えたらあかんやつ」
「なによ、あなた金持ちを目の敵にしてるんじゃない。
悪魔なら悪魔らしく貧しい庶民を相手にしなさいよ」
「麗子くん、悪魔に魂を売るという事は目先の得のために
崇高な理念などを売ることなんだよ。
海外支援といいながら中抜きして自分のお金にしたり
日本の高い米を農協と結託して貯め込んで海外に高く売り
国民には外国の不味い米をたべさせることがそうなんだ。
日本の税金でため込んだ医療設備を外国人にタダ同然で使わせるのもそう・・・
そういう意味ならこの国の住人の大半はとっくに魂を売っぱらっているんだ。
となると君の物差しでいう特権階級しか僕たちの取引相手は残っていない・・・
そういう君がもしかしたら最後の神の子羊かもしれないね。」
「ほかには」
「ウクライナがロシア本土に逆侵攻した時、中国は台湾に侵攻し、北朝鮮は38度線を越えるよ。アメリカは日本の防衛どころじゃなくなるね。」
「それ起こることなの?」
「それこそ悪魔を信用してもらいたいね。」
「この世は地獄だ。麗子笑ってくれ…君の堕落 これでチェックメイトだ…」
「それもそうね」
「ハハハハハ」
「ハハハハハハハ」
「笑えないわ。何か見返りを頂戴、悪魔の王子なんでしょ」
「うむ、ここにとりい出したるは「デスノート」書いた人間の命を奪う」
「それを使えば…」
「そのとおり」「プーチンだって習近平だって石破総理だって殺せる」
「漫画じゃ、あえて、やらなかった禁じ手だわ
これ私の命につりあう物かしら」
「ある意味これは全人類に対する裏切りだからね。使ったら最後
罪の重さは計り知れないね…地獄の最下層コキュートス、超極寒の牢獄へ
ご招待するよ」
「ハハハハハ それこそ笑えるわ」
「そうだろう」
「ハハハハハ ハハハハハハハ」
「針の穴にラクダを通せ」
「我ら「プリンス・アンド・プリンセス」!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます