ワライのライバル(漫才台本)

稲富良次

第1話 人生功労・郁恵幸子の台本

まずは人生功労のボヤキ


まぁみなさん 聞いてください。

わたしねぇ今ね 腹立つことおまんねや。

今の流行りの曲ちょっとおかしいとは思いませんか。

全然理屈にあってない。

わたしがね いま腹立ってるのは

ADO(アド)のね「うっせいわ」という曲でんねん。

これ曲の最初から最後までいかれてますわ。

「ちっちゃな頃から優等生、気付いたら大人になっていた」

それはあたりまえやぞ、母親が弁当作ってな父親が汗水たらして

稼いだおかげやぞ。

「ナイフのような思考回路、持ち合わせるわけもなく」

そりゃそうやろ、そんな切れた子供は可愛ないわ。

こまっしゃくれた子供にはね

大人はね、おこずかいあげまへん。

「でも遊び足りない、何か足りない、これはいったい誰のせい?」

お前のせいや自分のせいやそんな暇あったらなちゃんと勉強せい!!

ウッセイウッセイウッセイワー


「だまれドンガメ」と郁恵幸子

色々あって

「かあちゃんごめんね」人生功労

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