概要
チャラけたクズ夫に鉄槌を――
結婚は不幸の始まり。バルデン伯爵家の次期当主であるユディットは、夫テオドアの不貞と度重なる自領の水害対策に苦しんでいた。ある日、王太子夫妻からお茶会の招待状がユディットと夫宛てに届く。そのお茶会の席で出会った、王太子妃とテオドア。どうやら王太子妃は、テオドアを愛人としてご所望のようで……。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「白い結婚」からの不遇な展開……それも秀逸なハッピーエンドへの布石!
「白い結婚」により不遇に苛まれるヒロイン・ユディット……けれどそんな彼女を救ったのは、過去に行った〝善行〟という、爽快感のある物語!
1万字以下という短編小説で、情緒を揺さぶる表現が、贅沢なほど詰め込まれています。「おのれクズ夫……」と手に汗握る中、救われるべきヒロインへの納得の救済……。
特に過去「ヒロインは、どんな善い行いをしたのか?」という部分、物語づくりの勉強にもなりました……一話完結の短編、是非ともご一読をおすすめ致します!
「性悪や驕慢には相応の報いを」という一方で、「誰かに優しくすれば、善意が返ってくる」という……覚えておきたい〝教訓〟を感じさせてくれるのも特徴。
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