第12話「夢を語る者」

さて、モトメガとコリです。

コリは楽天的なヒャクを心配しています。

「あいつ、大丈夫かなあ」


モトメガは、

「それよりあなたに聞きたいことがあったの。…金の斧と銀の斧を受け取らなかったでしょ。理由は何なの?」


コリはモトメガを引き寄せながら、

「…君が欲しかったからさ。愛情は金では買えない

。大体、君に愛を誓った途端、金の斧も銀の斧も消え失せたような気がしたんだが」


「私もあの斧のことは実は良く分からないの。ただ斧は夢を語る者が好きで、その応援をしてくれるらしいの」


「魔法の斧なのか?いや、待てよ。ヒャクは夢なんて語ってたっけ?」

「ええ、ここにバレエ学校を作るって」

「ああ、そうだった。…あいつ、無茶言ってるよ。こんなド田舎に?生徒が来るわきゃないだろ?」

「まあ、楽しみじゃない。今頃どうしてるかしら?」

「うまくやってると信じよう」

コリはモトメガに優しくキスしました。


(第13話に続きます)





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