第2話「木こりの友だち」

木こりには幼なじみがいます。

彼は開墾した畑で野菜を作っています。なので、百姓をもじって「ヒャク」と呼ばれています。

木こりは「コリ」です。


ヒャクはコリに素敵な彼女が出来て、羨ましくてなりません。

★作者注…この女性は元女神ですので、「モトメガ」と呼ばせて下さい(笑)


ヒャクはしょっちゅう採れたての野菜を持って訪ねて来ます。そしてモトメガがニコニコとシチューなど作ってもてなすので、コリは面白くありません。

「早く結婚しよう。街で仕事をしている兄に仲人を頼もうかな」と考えるのでした。


コリはヒャクに厄介払いをするつもりで小声で言いました。

「なあ、お前も森の奥の泉のほとりに行ってみたらどうだ?乙女が水浴びしてるんだよ」

「まさか」

「いや、本当だよ。彼女とはそれで知りあったのさ」

「そうなんだ!」


ある日ヒャクは畑仕事をさっさと終え、午後から泉に出かけました。

時は7月です。爽やかな風が吹き抜ける森の中は気持ちが良く、昼寝しながら乙女が来るのを待ちました。


しかし全然乙女は現れません。

「クソ、騙されたか…」

帰ろうかと立ち上がったその瞬間…


(第3話に続きます)



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