第5話 ボス
「巨人か」
とにかく大きく破壊力が高い。そしてある程度のスピードがある。
ゴーレムの上位互換と言っても過言ではない。
「うおッ!」
いきなり先制攻撃を繰り出してきたため素早く避ける。
「潰れろッ!」
と腕を振り回す。、、が避けれない事はない。
このまま距離を詰めて、、
「!?」
その時死角からもう片方の手が上から襲う。
「まずいッ」
ビシャッ!
完全に体が潰れたが巨人は遊ぶ様に何度も何度もその場を叩く。
「つまんないの、、」
といって巨人は後ろへ向き座り込んだ。
「、、、危なすぎる」
HPが0になった事により一気に魔力が50減った。
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残り魔力 169
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残り3回しか死ねない。
致命傷は何度も喰らっているが0になったのは初めてだ。
通常、ボスゾンビになった特典で0.5秒に80回復しているので1発で殺されない限りはHPが0になる事はない。
「咄嗟に剣を投げれたから良かったものの、、」
もしその場に剣が残っていれば拳により潰されているだろう。
相手は完全に油断し切っている。
「チャージ」
左足が熱くなってきている、、8、、9、、10満タンだ。
「ふぅ、、」
バシュッ!
右足で踏み込み加速する。
「選手No.1。ゾンビ飛びますッ!」
ガンッ!ビュン!
左足を踏み込み大きく飛び上がる。
目標は後頭部。剣を突きつける。
ガシュッ!
後頭部に剣が刺さる。
「喰らえッ!」
ガガガガガガッ!
上から下まで勢いつけて剣をつけながら降下する。
「ギャッ!」
その痛みに耐えきれず倒れ込んだ。
奴の弱点はその大きな核。奴の核は大きい。適当に刺せば殺せる。
完全に仰向け状態になっているのでその上に飛び乗り不規則に刺す。
「ガッ!」
相手は不味いと思ったのか転がり潰そうとする。
「チッ!」
咄嗟に剣で左腕を切断し、剣と共に左腕を投げる。
ブシャッ!
そして魔力が50減る、、が左手から体がすぐに形成される。
「次は仕留める」
剣を右手に持ちもう一度飛び乗る。
「喰らえやあぁぁぁ!」
バシュッ!
その大剣は心臓に刺さり巨人は大声をあげて消滅した。
2レベルアップしました。レベル34になりました。
美味いな、、さて割り振ろう。
ステータスポイントがレベルが30代だから4ポイント、、で4×4、、そしてボスゾンビになったからその2倍で32ポイント、、
そしてレベルが4上がった事により魔力が16追加されている。
32と16で48、、200と48で248か!だいぶ上がるなッ!
約5回蘇生できる訳だ。
次にスキルレベル。4ポイントあるが、、とにかく再生でいいか。
正直再生力の方が優先すべきだと今回の戦いで分かった。
剣術もレベル6、、装備も合わせてレベル8か。
そして、、お楽しみの装備タイム。
巨人は全て防御力を上げる系か、、おっこれはいいな。
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巨人の胴体
防御力中アップ
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ゴーレムの時は移動速度低下という呪いが付いてあったが今回はそれがない。
防御力も一撃で死なないために必要だろう。
「転送します」
という声が頭に響き俺は現実の世界に戻った。
ダンジョン完全攻略報酬でステータスポイント2、、全部魔力に注ごう。
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魔力 250
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うん、これである程度は大丈夫、、
「ライトニングッ!」
!?!?
咄嗟に避ける。そしてその地点に雷が落ちる。
「ゾンビ、、単体は珍しいね」
冒険者か、、なかなか合わなくて運がいいと思っていたのに、、
バシュッ!バシュッ!
弓矢が飛んでくる。
そして着地点に剣士。
「やあっ!」
ザシュッ!と半分に分かれるがHP20残った。ギリギリだ。
「チッ」
それはこっちのセリフだ、、
「仕留めるぞ」
雷と弓矢で移動範囲を縮め最後に剣士が落下地点を狙う。
、、避けるのは性に合わないな。
ダッ!
「来るぞッ!」
剣士が俺に詰め止めようと剣を振るも右腕しか切断できない。
まずは魔法使いだ。
「きゃっ!」
、、雷の檻に包まれた。
「やったっ!」
残念ながら防御力を操作できるんだ。
防御力を0にして檻に突進する。体は檻を通り抜けてそのままの勢いで突進する。
「えっ」
「ちょっと痛かった」
ガンッ!
と顔面を強打し相手は気を失う。
「ヒエッ!」
バシュッ!バシュッ!
と矢を打つも全て体を通り抜けて貫通する。
実際にはくらっているが防御力が脆すぎで通り過ぎているだけだが、、
「化け物ッ!」
もう一度顔面を強く叩き気を失わせる。
「この化け物ガッ!」
と来る剣士。
「、、遅い」
だが熟練度8である俺には遅く見えた。
カキン!
「へ?」
相手の持つ剣は上空へ舞い上がる。
スッ
首に剣を近づけ「去れ」と伝えると彼は石を手に2人の元へ近寄り「許さないかんな!」と消えた。
あれは転移石と呼ばれるもので特定の場所にワープできる石だ。
「延命したな」
そして俺は相手の落とした剣を拾う。俺の持つ剣よりも強度があり強い。
これまでの剣はその場に刺して手を合わせた後俺はその場をさった。
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