第10話




模擬空戦の終結を告げる鐘が、観測塔の最上段から静かに鳴り響いた。


十二の飛空艇が、それぞれの風をまとったまま、ゆっくりと《レヴァン・ノード》の甲板へ帰投してくる。


甲板は拍手と歓声に包まれていた。だが、そのどれもが浮ついてはいない。


それは“勝者への喝采”ではなく、空に翼を刻んだ者たちへの讃歌だった。



想太は、風に肩を撫でられるような感覚のまま、ただ空を見つめていた。


その眼差しに、憧れと衝動と、言葉にならぬ熱が宿っていた。


そこには自分が知らない空の“飛び方”があった。


戦うためじゃなく、自由に飛ぶための飛行。


子供の頃に思い描いていた「夢」が、そこにはあった。






【航団公開演習・模擬空戦:参加飛空艇一覧】



1. 《エアリアル・ヴォルク》(Aerial Volk)


・所属中隊:第五煙環中隊

・搭乗者:カイル・レンフリート(隊員代表)

・機体分類:高速斜行型・軽装戦術艇

・全長:11.8m

・外観・デザイン:鋭角的な流線型の船体に、黒鉄と鈍銀の複合装甲。両翼は短く、先端に折り畳み式の展開スタビライザーを持つ。機体下部には魔導干渉板が三枚配置され、斜め後方への推力制御を可能とする“偏重心設計”。船尾に配置された双推進ノズルは青白い魔力光を噴く。

・特徴:重力に抗うよりも“滑る”ように流す操縦理論に基づいた設計。制御が難しく、搭乗者の意思が直接機動に反映される高難度機。

・通称:“空牙のヴォルク”



2. 《バラッド・フォックス》(Ballad Fox)


・所属中隊:第七風梢中隊

・搭乗者:イゼル・ルーシェ

・機体分類:精霊対応・滑空型軽量艇

・全長:10.9m

・外観・デザイン:艶やかな藍銀色の外装に、風紋を模した白の流線装飾。帆は可変式で、両舷から伸びる布帆は魔導風布によって自在に広がり、風を掴む様はまるで鳥の羽ばたき。船体底部は細長く、空中での揺れを和らげる“空律脊梁構造”を持つ。

・特徴:浮力と風圧の調和によって“浮かぶ”ように飛行。小回りが利き、風の変化を瞬時に読んで流れに身を任せるスタイル。精霊接続支援あり。

・通称:“風紋の狐”



3. 《ヴァル=レイス》(Vahl-Wraith)


・所属中隊:第六遊鷹中隊

・搭乗者:三機連携制(複座×1+単座×2)

・機体分類:双胴推進・高速撹乱型

・全長:11.5m(主機体)

・外観・デザイン:左右に並列した細長い船体を中央の可動式連結架で繋ぎ、状況に応じて形態を変化させる双胴機構。外装は濃灰に金属縁取りが施され、夜空での視認性を下げる。機体中央部に光波干渉板を内蔵し、光の屈折によって残像を生む擬装機能付き。

・特徴:左右非対称の重力制御により、常識外れの急旋回・横滑りが可能。全体的に不安定ながら、極限の戦術展開に向く。

・通称:“双牙の鳥”



4. 《グリム・ファルクス》(Grim Falx)


・所属中隊:第一鋭鋒中隊

・搭乗者:バルト・グレヴァーン(突撃指揮官)

・機体分類:急降下突撃型・近接砲撃艇

・全長:11.2m

・外観・デザイン:厚みのある前方船体に、格子状の補強装甲。機首下部に重魔導ランスと接近用の回転衝角装置を搭載。艶消し黒の塗装は部分的に焦げた痕がある。後部には折り畳み式の制動ブレードが突き出し、突撃後の反転機動に備える。

・特徴:直線加速と突撃力に特化。風を利用せず、推力と質量で押し切る“空の突進槍”。

・通称:“鋼撃の牙”



5. 《リューネ=シュトラール》(Lüne-Strahl)


・所属中隊:第十幻層中隊

・搭乗者:クレリオ・フィズ(霊導士)

・機体分類:霊力干渉型・幻層探索艇

・全長:10.4m

・外観・デザイン:白銀の外装に、波打つような薄膜の魔導帆。風を受けると帆がわずかに透け、機体全体が蜃気楼のように歪む。船首には三重構造の精霊共鳴環が並び、魔力密度の高い空域でも安定を保つ。側面には浮遊石の純結晶が埋め込まれている。

・特徴:高魔力圏での探索に適し、幻視・霊層反応にも対応。戦闘は不得手だが、空の“深層”を見る目を持つ。

・通称:“空識の眼”



6. 《セイント・カーリア》(Saint Caria)


・所属中隊:第九翔環中隊

・搭乗者:レミオ・エステル(補給空路管理官)

・機体分類:航路監視型・中距離通信艇

・全長:11.7m

・外観・デザイン:丸みを帯びた優雅な外装。淡金と象牙色の二層塗装に細かな航路印(航団文様)が刻まれており、視認性が高い。後方に大型の帆塔を有し、風信号灯を備えた“移動通信標識”としての機能を併せ持つ。

・特徴:戦闘よりも航路管理・通信拡張を目的とした設計。空戦においては補佐や航法情報伝達で真価を発揮。

・通称:“空の灯塔”



7. 《ヴェルティガ・モーン》(Vertiga Morn)


・所属中隊:第十二碧鋼中隊

・搭乗者:ケイン・マルシアス(採鉱技士)

・機体分類:鉱石運搬・掘削補助艇(演習仕様)

・全長:11.9m

・外観・デザイン:船体は岩盤掘削用の衝角を模した設計で、黒褐色の鋼殻に赤い補強リブ。底部に収納された重力安定板は岩場飛行用で、空中での安定性は低いが接触耐性に優れる。演習では補助推進装置を装備。

・特徴:機動性は乏しいが、防御・堅牢性では随一。突撃任務の囮や障害遮蔽としての戦術展開も可能。

・通称:“岩槌の騎士”



8. 《ミラベル・フリューゲル》(Mirabelle Flügel)


・所属中隊:第三静鱗中隊

・搭乗者:フィナ・コレム(医療士官)

・機体分類:軽装医療型・浮遊救護艇

・全長:10.8m

・外観・デザイン:清潔感ある白と水色の配色。船体両側には展開型治療パネルと安定浮遊帆が搭載され、医療器具や拘束帯も内蔵。視覚的に安心感を与える丸みを帯びた設計。帆には浄化呪文の文字列が刻まれている。

・特徴:戦闘参加よりも救護回収・後方支援任務に特化。機動中でも負傷者の一次処置が可能。

・通称:“空の静寂”



9. 《レーヴ・スパーダ》(Reve Spada)


・所属中隊:第十一霧脚中隊(非公開部隊)

・搭乗者:不明

・機体分類:偵察型・隠密干渉艇

・全長:11.1m

・外観・デザイン:艶のない灰緑の外殻、視認性を極限まで下げる複層構造。動力音を打ち消す“反響相殺構造”を持ち、船体側面には索敵妨害用の煙霊排出孔が並ぶ。全体のフォルムは細身で狭隘空域に強い。

・特徴:隠密飛行と妨害行動に長け、空戦中も存在感を消して裏で情報を収集。航団内でも機密指定機。

・通称:“霧の刃”



10. 《カーラ・ディスティナ》(Carla Distina)


・所属中隊:第二導環中隊

・搭乗者:シスリア・ノクト(外交飛空士)

・機体分類:交信・外交型汎用艇

・全長:11.4m

・外観・デザイン:瑠璃と金を基調としたエレガントな船体。前方に記章フレームを設け、航団や外部都市との通信記録を収容。両翼には光伝導板が貼られ、儀礼的な光紋投影が可能。

・特徴:空戦仕様ではないが、操縦性と気流対応力に優れ、非戦空域での滑空性能は非常に高い。

・通称:“風の使者”



11. 《ゼルファリオ・リミット》(Zerfario Limit)


・所属中隊:第八陽棚中隊

・搭乗者:マギン・トラヴィル(構造技術士)

・機体分類:帆構造試験型・実験艇

・全長:11.6m

・外観・デザイン:帆構造に四種の素材を複合使用した“風圧比較実験艇”。船体には調整用スリットが多数刻まれており、飛行中でも変形可能。帆布の素材違いが色調となって浮かび上がるデザインが特徴的。

・特徴:実験機ゆえ安定性には欠けるが、あらゆる風向・密度に対応できる柔軟性を持つ。研究任務以外での出撃は稀。

・通称:“風読みの計器”



12. 《セレス・ノクス》(Ceres Nox)


・所属中隊:第4潜風中隊

・搭乗者:デル・キート(偵察隊長)

・機体分類:高空観測・隠密偵察艇

・全長:11.6m

・外観・デザイン:船体は夜風を模した墨黒の滑面装甲で、艶消し加工により夜間視認性を極限まで抑えている。側面に展開式の薄帆月膜帆を持ち、音を立てずに空気を受けて浮遊。船首は長く尖っており、搭載された「霊圏観測棱鏡」が微細な空気流を可視化。上空視察用の透過観測窓が操縦席前方に広がる。

・特徴:音・光・風圧の三重遮断構造によって“見えない空域”からの観測・偵察を可能とするステルス型。高高度飛行に特化しており、浮遊圏上層の“風裂層”を越える数少ない艇のひとつ。

・通称:“月影の観測者”





この日空を駆けた飛空艇たちは、それぞれに異なる意志と技術、そして美しさを纏っていた。


それはまるで、風にそれぞれの“名”が宿っているかのように――。


観客席に立つ者たちは、ただ静かに拍手を送る。


想太もその拍手の中に混じりながら、心の中ではまだ抑えきれない興奮が渦巻いていた。


風は、今日もどこかで名を呼んでいる。


それに、いつか自分も応えられるだろうか――


空はそう問いかけるように、青く静かに広がっていた。




午後の陽光が、甲板全体を金色に染めていた。


《レヴァン・ノード》の上層甲板には、航団の隊員たちが整列していた。

模擬空戦の閉会式――それは、勝敗ではなく、空に立った者たちを称えるための静かな儀式だった。


中央塔の司令区画から、風を映す旗がゆっくりと掲げられる。


風の色は今日、透き通るような蒼。


その下で、各中隊の代表者たちが整然と並ぶ。


カイル・レンフリートは腕を組みながら、ややそっぽを向いていた。

イゼル・ルーシェはまっすぐ前を見据え、小さく深呼吸をする。


観覧エリアには整備員や航団支援員の姿もあり、整然とした雰囲気の中に、静かな誇りが流れていた。


「す、すごかったですね……!」


想太の横で、アッシュが興奮を隠せずにいた。


「ぼ、ぼく、目で追うのが精一杯で……けど、あの機動、ほんとに実戦じゃないの!?ってくらい、凄くて……ああ、もう、言葉が出ません!」


その細身の肩が小刻みに揺れている。


「特に、第七の《バラッド・フォックス》! あの帆の展開、魔導反応のなめらかさ……惚れ惚れします!」


「それに……第五の、カイル隊の機体も……。ぼく、あんな“縦落ち旋回”初めて見ました……」


次々に溢れる言葉。

整備士志望の少年の瞳には、確かな尊敬と憧れが輝いていた。


想太は、微笑ましくそれを聞きながら――けれど、心はどこか遠くの空にいた。


(あんな風にいつか、…俺も飛んでみたい)


彼の中にはまだ迷いがある。


零戦で飛んだ記憶。

空が、死を運ぶ場所だった過去。


命令と使命の重さが、未だ肩に重く乗っている。


でも、今日見た空は――違っていた。


誰かに命じられたものじゃない。

誰かの命を奪うためでもない。


ただ、自分のために風を裂く。

“生きるために飛ぶ空”だった。


想太は目を細め、遠くの空を見つめた。


雲がゆっくりとたなびいている。

その向こうに、まだ知らない空の広がりがあるように感じた。


「……すごかったな」


つぶやきは風に流れた。


誰にも聞かれなかったが、それでよかった。


心の奥で、何かが動き始めていた。


それは、まだ名前のない想い。

だけど確かに、“風”と呼応しようとしている何かだった。



閉会式の最後、旗がゆっくりと降ろされる。


その動きに合わせて、整列していた者たちが一斉に敬礼した。


アッシュも慌てて姿勢を正し、ぎこちなく手を額に当てる。


その隣で、想太は静かに帽子に触れ、

心の中で、初めて“空に敬意を抱いた”自分を感じていた。


(あんなふうに、いつか――)


言葉にはならなかった。


けれど、風は知っている。


それで、十分だった。



閉会の旗が静かに降ろされ、歓声の余韻だけが甲板に漂っていた。


太陽はすでに傾き、浮遊圏の空は橙と群青のあわいに染まっている。


整列していた隊員たちは次第に解散し、整備員は格納庫へ、観測士たちは記録塔へと散っていった。


喧騒が引き潮のように遠ざかるなか、想太はしばらくその場に立ち尽くしていた。


自分の胸にまだ残る、名前のない感情――

その正体を探るように、空を見上げ続けていた。


「――よう、ぼさっと突っ立ってると風にさらわれんぞ」


ふいに聞き慣れた声が背後から響いた。


振り返ると、ヴァネッサが腕を組んでこちらを見ていた。


その隣には、長身で物静かな少女――イゼル・ルーシェが静かに立っている。


「……ヴァネッサ、……と、イゼル…さん?」


「ほら、閉会式も終わったしな。あとは“祝勝の飯”でも食って景気つけようぜ」


「え……俺も?」


「ああ。予定があるなら別だが」


ヴァネッサはそう言って、にやりと笑った。


「イゼルを祝ってやりたいんだ。最高だったしな、今日の飛行は」


「……ありがとう」


イゼルは静かに微笑んだ。だがその頬はうっすらと赤い。


ヴァネッサは想太の肩を軽く叩くと、ふたりを引き連れて歩き出す。


「さ、行こうぜ。今日は腹いっぱい食っていい日だ」


「……ありがとうございます」


自然に口からこぼれたその言葉に、ヴァネッサは振り向かず、「礼はいらねぇよ」とだけ返した。






「礼はいらねぇよ」――


その言葉の余韻を残したまま、ヴァネッサは長い脚で無造作に歩き出した。


その背中に続くように、想太とイゼルも歩を進める。


向かう先は、上層甲板のFゾーン。

停泊中の中型飛空艇群のなかで、ひときわシャープな輪郭を持つ一艇が姿を見せた。


深紅の外板に黒い補強リブが走り、艶やかでありながら戦闘的なフォルム。

両舷の浮遊帆はまだ収納されていたが、わずかに見える帆の端に刻まれた風紋の印が、ヴァネッサの所属を示している。


想太は無意識に息を呑んだ。


(この前のやつじゃないな……)


「乗れ。街までひとっ飛びだ」


そう言いながら、ヴァネッサは後部ハッチを手慣れた動きで開いた。


「え、街って……?」


想太が尋ねると、彼女はにやりと笑った。


「レヴァン・ノードは今、大陸“ティール=ザイア”の上空を航行中だ。ちょうど進路の下にある交易都市に、いい食堂があるんだよ」


「……つまり?」


「景気付けに降りてくってことだ。今日くらい船の下で飯を食おうぜ。たまには地面に足をつけないとな?」


その言葉に、イゼルは頷きながらも眉を顰める。


「……私はどこでもいいけど」


「ハハッ。相変わらず街が苦手なんだな。安心しろ。味は保証するから」



飛空艇アースハウンドがゆっくりと浮上する。

魔導炉が静かに鼓動を刻み、後部の排圧口から微かに青白い光が洩れ出す。


浮遊帆が展開され、甲板からわずかに離れた機体は風を受けて回頭。


風導翼が開かれ、艦はなめらかに前進を始める。


視界には、浮遊圏の空と、大地の陰影。

そして、その向こうに――人々の営みが広がる街の光が見え始めていた。




■カイル・レンフリート(Kyle Renfrit)


【項目/内容】

□ 年齢 / 18歳

□ 所属 / レヴァン航団・第五煙環中隊・第3機動小隊所属(次期小隊長候補)

□ 役職|技能 / 飛空艇操縦士・空戦演習特別編隊要員

□ 外見 / くすんだ藍色の髪を短く立たせ、鋭い蒼灰の瞳を持つ。高身長で引き締まった体躯。常に袖を捲った飛行服を着用し、腰に操縦グローブを提げている。

□ 性格 / 強い自負と野心を持つ“自信家”。口数はやや多く、冗談交じりの皮肉を好む。だが、飛行や仲間への責任感は非常に高く、理屈より先に行動するタイプ。

□ 背景 / 若干15歳で操縦士に昇格。育成施設から特待で航団入りし、才能と技術で数々の模擬戦を制してきた。戦闘機動に対する感覚が突出しており、航団内でも「将来の筆頭騎士」と呼ばれる。

□ 特技|特徴 / 空間認識力が非常に高く、三次元戦闘における“機体位置”をミリ単位で計算可能。操縦桿を「身体の延長」として扱う感覚派。



■イゼル・ルーシェ(Izel Rusche)


【項目/内容】

□ 年齢 / 17歳

□ 所属 / レヴァン航団・第七風梢中隊・単独編隊飛空艇バラッド・フォックス搭乗士

□ 役職|技能 / 精霊共鳴飛行士(スピリットリンク・パイロット)/風律滑空教導士(資格持ち)

□ 外見 / エメラルド色に近い明るい長髪に、淡い琥珀色の瞳。中背で細身、清楚な軍服スタイルを好むが、動作は武道家のように無駄がない。

□ 性格 / 静謐で内向的だが、核心に触れると鋭く意見を言う。心で感じたものを大切にし、口数は少ないが感情は繊細。空を「対話する存在」として捉える哲学的な一面を持つ。

□ 背景 / 幼少期から風の声を聞く“風律適応体質”を持ち、精霊核との同調適性が高い。航団でも数少ない“霊律飛行”の正規搭乗者。

□ 特技|特徴 / 操縦桿よりも“風の感触”で機体を導く。感覚で飛ぶタイプだが、その分だけミスが少なく、帆操作や推進帆の流体調整に長ける。飛空艇に“風紋の舞”を刻ませる名人。

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