第4話 レインとエリン
レインとエリンはバークレンから与えられた服に着替えてレイと共にベールクに見送られて奴隷商を出て、ベールクに場所を聞いた冒険者ギルドに向かい、レインに冒険者について聞きながら歩いている
冒険者ギルドに入ると、カウンターに向かい、レインが職員に話している
「新人冒険者ですね、こちらで登録致します。 こちらに記入をお願いします」
職員が笑顔で言うと、レイはレインに代筆を頼み書いて貰い、職員が受け取り確認して他の職員に渡して、何かの装置に手を触れると、色が代わる
「犯罪者では無いですね、レイさんこちらが冒険者証です。 ランクはFランクです。レインさん、エリンさんもこちらをどうぞ」
職員が冒険者について説明している。そして迷宮に関しても説明をしている
説明後黒い魔晶石を3個買い、冒険者ギルドを出る
「嫌な視線でした」
エリンが気にしながら言う
「狙われるのか?」
レイが困惑したように言う
「御主人様は守ります!!」
エリンが笑顔で決意したように言う
「エリン無理はしないように… レイン、必要な物を買いたいから、古道具屋を見付けて欲しい」
レイが考えながら言うと、レインが頷いて案内してくれる
古道具屋で必要な物を買ってから古着屋でいくつか服を買ってから、宿屋を探しに向かう
「宿屋の位置を知っていたのか?」
レイが迷わずに宿屋の前に来たのを見て言う
「ベールク様に教えて貰ってました。 何でも値段の割に良い宿と…」
レインが正直に説明している
「ベールクさんには感謝した方が良いかな?」
レイが笑顔で言う
「御主人様のお陰で、運命を変えられるなら嬉しいです… 」
レインが悲しそうに言葉を止める
「宿屋の交渉をしようか?」
レイがレインの顔を見てから言うと、宿屋に入り、カウンターの女性に話しかける
「3人… 夜はあまりうるさくしないようにね… 2人部屋でも良いかい?」
女性がエリンとレインを見て言う
「はい、それで良いです」
レインが少し赤くなりながら言う
「1泊小銀貨5枚で朝食とランタンとお湯付きです」
女性が笑顔で説明している
「もう少し…」
レインが交渉しようとする
「これで」
レイが硬貨をいくつか出して言う
「銀貨10枚ですから、20泊になります。 ついでに迷宮に入るなら、サンドイッチもつけましょう」
女性が笑顔で言うと、レインが驚いたようにレイを見ている
「それで頼む」
レイが笑顔で言うと、女性が鍵と部屋の位置を教えて貰い、部屋に向かう
「御主人様、本当に大丈夫でしょうか?」
レインが考えながら言うと、エリンもレイを見ている
「何か心配でも?」
「これからを考えるなら、少し節約も」
「安心して寝れる場所は必要だし、ベールクからブラウンウルフの買取りの金貨も貰っているからね… それよりも明日から迷宮にチャレンジするから、一緒に頑張ろうね」
レイが笑顔で言う
「はい… 御主人様」
レインが申し訳なさそうに言う
(大丈夫でしょうか? 金使いが荒いとエリンの身に危険が…)
日が暮れてくると、レイ達は町中を歩いて屋台で食べてから宿屋に戻り、エリンがお湯の桶を受取に向かう
「御主人様、脱いで下さい… 身体をお拭きします… 」
レインが真っ赤になって言う
「自分で拭けるけど」
レイが驚いたように言う
「夜の奉仕を致しますので… 」
レインが真っ赤になりながら言うと、エリンが桶を持って戻ってくる
奉仕…奉仕! それはどうしよう? イキナリか?
レイがレインの顔を見ていると、レインが恥ずかしそうに服を脱ぎ始め、エリンもすぐに脱いでいる
「今日は疲れているから、拭くだけで」
レイが慌て気味に言う
「え? えーと… よろしいのですか?」
レインが驚いたようにレイを見ている
「レイン、エリン2人とも、急ぐ必要は無い… 今日はゆっくりして迷宮に備えよう」
レイが慌てて言う
「え! はい、御主人様… ありがとうございます」
レインが恥ずかしそうに言い、レイが服を脱ぐのを手伝い、丁寧に背中を拭いていると、エリンもレイの足から拭いている
レイの身体を拭き終わると、レインとエリンは自分達の身体を拭いている
「レインとエリン2人はこっちのベットで寝て欲しい」
レイが2つ有るベットの1つを見て言う
「はい、御主人様、今日は2人で寝ます」
エリンが笑顔で言うと、レイがもう1つのベットに寝転び、レインがランタンを消している
翌朝、レイが目を覚まし起き上がると、レインとエリンが着替えている
「御主人様! おはようございます」
エリンがレイが起き上がるのを見て言う
「エリン、レインおはよう」
レイが笑顔で言う
「御主人様、お手伝いします」
レインが慌てて着替え終わらせて、レイの服を持ってレイの着替えを手伝い始める
着替え終わると、レインとエリンは笑顔でレイを食堂に送り、入口で立ち止まる
「どうしたの? レイン」
レイが立ち止まった2人を見て聞く
「奴隷ですので…」
レインが申し訳なさそうに言う
「代金は払っているのだから、一緒に来るように」
レイが笑顔で言うと、席に向かい、レインとエリンが困惑したように着いてくる
「どうしたんだい? 早く座って下さい」
女性が笑顔で言う
「え! でも」
レインが困惑したように女性を見る
「早く座りなさい」
レイが笑顔で言うと、エリンが考えてからレイの向かいに座り、レインもエリンの横に座る
女性が料理を持ってきて、テーブルに置いていく。レインが驚いたように料理を見ている
(3人分…良いのでしょうか? どうしたら?)
「エリン、レイン早く食べて迷宮に向かうよ」
レイが笑顔で言うと、パンを食べて、スープを少し飲んでいる
「御主人様、頂きます」
エリンが笑顔で食べ始めている。レインも少し考えてから少しずつ食べている
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異世界転移のんびり自由に生きます 桂崇 @taka0421
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