北海道で食べた海鮮丼
今回は家族と旅行で北海道に来ていた。
北海道といえば食の宝庫。私の胸は今にも弾け飛びそうな程にワクワクしていた。
今回の場所は函館。
そう。はこだて自由市場である。
時刻は確か朝7時頃……だったような気がする。(あまり覚えていなくてすいません)
ものの見事に海鮮が並ぶ並ぶ。
圧倒されたものだ。
マグロ、イカ、ホタテ、イクラ……etcetc。
目移りがするなんてものではない。
青果店もたくさんあった。流石は北海道。
どれもこれも美味そうでたまらない。
しかし、まずは今回の目的である海鮮丼を食べに行った。
市場を出ても様々な店が沢山あった。
そしてどれも並んでいる。仕方ないか。休日だし。
私達は色々と歩いた後、店に入った。
ここもかなりの人気店だそうだが運良く空いていた。
さて……肝心の海鮮丼を頼むとしよう。
実を言うとだが私は海鮮自体は嫌いじゃない。むしろ好きな部類に入るのだが、ウニとイクラは苦手だった。
子供の頃に食べた時の風味と食感がそれぞれ苦手であり、それ以来あまり受け付けなかったのである。
だが、様々なところでこのような言葉を目にする。
『北海道のものは違う』
と。
私は数多のその言葉を信じ、意を決してウニとイクラの海鮮丼を注文した。
これで無理だったらもうそういうことなのだろう。……残念だが。
食べきれなかった分は家族に渡そうかな……。ウニとイクラ好きだし。
なんてことを考えていた。
少しして海鮮丼が目の前へと鎮座する。
鮮やかな色をしていた。
赤と橙のコントラストが美しい。
どこかで海鮮丼は宝石箱という言葉を聞いた気がするがなんとなくその意味がわかった気がする。
さて……意を決しいただくとしよう。
「いただきます」
醤油をたらし、箸でウニとイクラの境目をご飯と共に持ち上げ口に入れる。
…………!?
食べれる……! いや、美味い!
凄く美味い!
期待感からだろうか? しかしたしかに違う!
臭みがくどくもなく食べやすい!
食感だって全然違う!
こうまで違うものとは思わなかった。
内心、違いがわからないため無理矢理自分を納得をさせながら食べると言う事態を覚悟していたが……。
本物というものを実感させられたような気がした。
ただ美味い。それしか表現ができない味だった。(読んでくださる方には申し訳ないが……)
「ご馳走様でした」
あっという間に食べ終わってしまった。
夢のような体験だった。
私の口は既にもう1杯食べたい……!
そんな気分になっている程に、北海道の海鮮丼にハマってしまっていた。
最後に読者の皆様にこれだけは伝えさせて頂こうと思う。
北海道のものは違う。
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