第9話
奏は何の話し?と聞いてみたが、奏にも聞いてもらいたい話しなんだ。3人だけにして、遮断室のようにして話さなければいけない話しだからそこまで俊君に準備してもらえないかな?と答えたため、奏は叔父さんの言う通りにした。
奏から話しを聞いた時、俊の瞳の奥が奏の見たことのない、仕事用ではないかな、という目になり、すぐにハッキングされることも盗み聞きされることもないように準備して叔父さんの一人部屋を遮断室にした。
「俊君、奏、ありがとう。わたしの寿命は残り1週間ほどになった。ここまで考えて報告をしていた、残っているわたしの仕事の話しがしたかったんだ。すまない、俊君。君のことをちょっと調べさせてもらったんだが共通点があることしか分からなかった。でもわたしの仕事の後任が必要なんだ。」
俊「僕の立場は言えませんが、良性腫瘍は恨みを買っているからですね。その事の引き継ぎの話しということでしたら、僕の仕事にできると思ってます。まだ僕の元に報告が来ていない。叔父さん、一体誰と関わっていたんですか?」
「わたしは一般人として工場勤務していたんだが、もう一つの顔として諜報員としての仕事もしていたんだ。」
叔父さんはゆっくりと話し始めた。
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