第5話

巨大ターミナル内で待ち合わせ場所だった場所に着いて叔父さんと合流する。すっかり疲れてしまった奏は帰り道もずっと眠っていた。

家に着いて俊に連絡する。俊からも連絡が返ってくる。それをモチベーションに、来月に控えた受験に向けて勉強を進めた。


いよいよ本番。俊から励ましのメールが入り、願掛けをしてテストに向かう。


結果が出るまで数週間。早く俊に会いたかったが、もし落ちていたら一浪しないといけない為、ずっと弱音を呟いていた。その全部を俊は聞いて励まし、落ちていてもまた会えるという言葉に心を躍らせ、結果待ちさえも楽しい時間になっていた。奏は一目惚れしていたからもし合格したら直接交際の言葉を言おうとしていた。


結果は合格。無事に希望校に入学できた。奏は両親と叔父さんに伝え、もう門限を作ることを辞めて自由に時間を使っていいとなった。そこで俊にそうなったことを連絡し、叔父さんにゴールデンウィークとシルバーウィークと土日に毎週巨大ターミナルに連れて行ってもらえることになった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る