第3話
「奏。起きな。巨大ターミナル行きの飛行機に乗るよ。」
奏「あっ!ごめんね。寝てた。ありがとう叔父さん!えーっと荷物荷物、、、」
空港に着いてから奏はドタバダしながら車から飛行機の搭乗口に向かい、楽しみで抑え切れない気持ちを抱え、ワクワクした気持ちで急いだ。
巨大ターミナル行きの飛行機内でも寝てしまった奏。叔父さんはずっと起きてパソコンに向かっていたが、最新式の、横から見ようとしても光が反射したように真っ白になり画面が見えなくなっている液晶だったため、奏が叔父さんのパソコンの画面を一瞬でも目にすることは無かった。
「奏。巨大ターミナルに着いたよ。起きれるかい?」
奏「うーん、、、あっ!叔父さんありがとう!すっかり寝てたー。勉強して疲れがちょっと溜まってたのかな?すっかり元気になっちゃった!ターミナルで遊ぼっと!」
「そうか。丁度良い息抜きになっていたなら良かった。ターミナルを楽しんでおいで。帰りは5時間後のここだよ。迷わないようにな。」
奏「分かった!また5時間後にね!行ってきますー!」
奏と叔父さんが集合場所から離れ、それぞれ別行動をとる。
奏はまず日本エリアのお店を見て回ることにした。可愛い服屋さんが沢山並んでいる。ロリータファッションや、カジュアルブランドなど並び、ウィンドウショッピングが楽しくて全部見て回りたかったが、ここの服可愛い!と奏が思ったお店で全身コーディネートしてお小遣いのほとんどを使ってしまった。
大きなショッピングバッグを持って残り2時間。小腹が空いたので、カフェでケーキでも食べようとゆっくりできそうなお店を歩いて探していた。
奏が歩いていたら、ストリートミュージシャンが歌っていた。まだ時間に余裕があったことと、綺麗な歌声と良い歌詞に自然と足が向かった。最後まで歌を聴いて、感動した奏はカフェ代だけ残して残りを全部ミュージシャンのギターケースの中に入れた。
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