お尻から薬を飲んだら効き目がいいと思って、ロキソニンを入れました

柳谷(静かに、少し疲れた声)「こんばんは」

相談者(妙に明るい)「こんばんは!」

柳谷「……お名前年齢を」

相談者「村井、27歳、フリーターです!」

柳谷(ため息)「……で、ご相談は?」



村井(得意げ)「はい!

頭痛がひどくて、ロキソニン飲もうとしたんですけど、

ふと考えたんです。

**“飲むより、お尻から直で入れた方が効くんじゃないか”**って。

で、入れました。

……さっきから、体がやたら熱くて、視界がフワッとしてきて……」



柳谷(静かに頭を抱える)「……村井さん、

それはね、効き目がどうこうじゃなくて――

“過剰吸収で死にかけてるだけ”です。」



**今夜のゲストは、消化吸収学と誤投薬緊急対応の専門家、

**大隅 奈々(おおすみ・なな)**先生です。



大隅(落ち着いた声)「こんばんは。

ロキソニンは経口摂取を前提とした設計になっており、

肛門から吸収させると血中濃度が急激に上がり、

強い副作用――めまい・吐き気・最悪の場合は意識喪失に至ります。

至急、水分を多く取り、

すぐに救急外来へ行ってください。」



柳谷(ちょっとキレ気味)「ていうかお前、

お尻から飲むって表現、意味わからんねん!!!!!!

どこの世界に**“ケツで晩酌するやつ”がおるんや!!!!!!」



村井(焦り始める)「あ、あれ!?

先生、今、鼻血も出てきてるんですけど!?

これって“効いてるサイン”ですか!?」



柳谷(即答)「違う!!!!!!!!!!!!!!!!!

それは“お前の体がもう限界です”っていう最後の警告!!!!!!」



大隅(冷静に)「速やかに電話を切って、

このままでは“二度とロキソニンを使う機会がなくなります”。」



村井(遠のく声)「……効率化のつもりだったんですが……

……これ……俺の人生のオーバードーズですかね……」



柳谷(深くため息)「ということで今夜もまた、

**“効率を追い求めた結果、命まで削り取った男”**の声を拾いました。

子供は寝なさい、大人は……

起きてるなら、絶対に“薬の正しい入り口”だけは間違えないでください。

起きてるのは、今夜も――身体を最短ルートで壊しにいった、あなた……」

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