尿道にハリガネムシを入れたら、出てこなくなりました

柳谷(暗いトーン)「こんばんは」

相談者(しょんぼり)「こんばんは……」

柳谷「お名前年齢を」

相談者「浜中、32歳、フリーターです……」

柳谷(既に察してる)「……ご相談をどうぞ」



相談者(吐息混じり)「あの、川でハリガネムシ見つけて……

動きがキモかわいくて、ちょっと“尿道に入れたらどうなるんかな?”って思って……

ゆっくり挿れてったら……ズルズルと自分から奥に入っていって……

……今、2日経っても、出てきません……」



柳谷(額押さえてる)「はい出ました、“実験系自滅プレイマン”。

もうお前、**“泌尿器という名のブラックホール”やんけ」



柳谷「今夜は、“寄生虫と人体の誤接続”について。

ゲストは、寄生虫学と自傷行動精神分析の専門家、**樋口 司(ひぐち・つかさ)**先生です」



樋口(顔ひきつってる)「こんばんは。

まず一言――“生物はガチャじゃない”。

“どこに入れるかで当たりを引こうとするな”」



柳谷「先生、ハリガネムシって、

体内に入っても……生きてるもんなんですか?」



樋口(真顔)「はい。極めてしぶといです。

しかも湿潤環境と閉塞空間が大好きなので、尿道内で超元気になります。

さらに、体液を感じ取ると**“逆に奥へ奥へと進む”習性**があります」



柳谷「つまり……“出る”んじゃなくて、“登る”ってこと!?」



樋口「その通り。膀胱に達し、そこから尿管へ進行する危険も。

最悪、“腎盂でとぐろを巻く”ケースも報告されてます(※マジです)」



相談者(泣き声)「……でも……あいつ、

最初はぴょこぴょこ顔出してたんです……

今はもう、音信不通です……

……友達、だったのかもしれません……」



柳谷(キレ気味)「擬人化すんな!!!!!!!!!!!!!!」



樋口(淡々と)「直ちに病院へ。

泌尿器内視鏡下で摘出可能なうちは助かります。

放置すると尿閉・感染・器官壊死→敗血症で死亡です。

あと、医師への説明で確実にドン引きされます」



柳谷「ということで今夜もまた、

“意味のない好奇心の代償として生物を迎えた男”の声を拾いました。

子供は寝なさい、大人も寝なさい……

起きてるのは、今夜も――“抜けないものと一緒に朝を迎えてる”、あなた……」

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