チンチンの先にアロンアルファをつけてしまいました

柳谷「こんばんは」

相談者(焦ってる)「こんばんはッ!!あのッ……すみません……またやりました!!」

柳谷(ため息)「……杉浦さんですね」

相談者(泣きそう)「……はい……っ」

柳谷「アロンアルファの方ですか?」

相談者「そうです……チンチンの……さきっぽが……また……ッッッ!!」



柳谷(目を閉じながら)「今夜は、“再発する愚かさ”と“瞬間接着剤の恐怖”について。

ゲストは、泌尿器科学と救急処置の専門家、**皆川 一誠(みながわ・いっせい)**先生です」



皆川「こんばんは。“一度目は過ち、二度目は選択”です」



柳谷「杉浦さん、まず、

なぜまたチンチンにアロンアルファを塗ったんですか?」



相談者(追い詰められてる)「あの、なんか……前に医者に行って処置されて、

“もう二度とやるな”って言われたときに、

“じゃあ今度は一滴だけならいけるんじゃ”って思っちゃって……

気づいたら、また尿道の出口に……ポタッと……」



皆川(目を閉じてる)「“愚かさの滴下”ですね。最悪の点眼です」



柳谷「で、今はどうなってるんですか?」



相談者(震え声)「出ません……

おしっこも、涙も……どっちも……詰まってます……」



柳谷「おい詩的にするな!!!!!!!!!!」



皆川「直ちに医療機関に行ってください。

もし強引に排尿を試みると、膀胱が風船のように破裂する可能性があります。

それは“内から破裂する風船動物園”の開幕です。」



柳谷「ていうかもう病院のカルテに**“チン密封マン再来”って書かれてるやろ」



相談者(泣いてる)「ほんとに……もう、二度としません……っ

でも……チンチンって、なんでこう……塗りたくなるんですか……!?」



皆川(真顔)「それは、“自分の愚かさを具体的な痛みに変えたくなる”衝動です。

つまりアロンアルファは、“精神的自己破壊願望の粘着質な表現”とも言えます。

やめろ」



柳谷(眼鏡を外しながら)「……ということで、

今夜もまた、詰まったものの奥にある感情を、少しだけ見ました。

子供は寝なさい、大人も寝なさい……

起きてるのは、今夜も――流れないものを抱えて、生きてる、あなた……」

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