日常会話で“パンツ”って言っただけで連続絶頂するんですがどうすればいいですか?

柳谷「こんばんは」

相談者(息が荒く微妙に震え声)「……はぁっ……はぁ……こん、ばんはぁ……っ」

柳谷(察してる)「……お名前年齢、お願いできますか」

相談者「す、すぎう……らっ……っ、28歳、営業……ッ(小さくピク音)……はっ……っ」



柳谷「(目を閉じてる)……今夜は、“極限感度による会話困難症”について。

ゲストは、生理反射と神経興奮閾値の研究者、**阿久根 練(あくね・ねり)**先生です」



阿久根(やや引き気味)「……こんばんは。“体が先に反応する”という現象は、

意識下の命令より優先されます。言語機能が残っているのが奇跡です」



柳谷「では杉浦さん、ご相談を……(一拍置く)……お願いします」



相談者(すでに漏れ気味)「あのっ……っ、すみません……先に出てて……ます……うっ……っっあ……ッッ!!

ぼ、僕、“パンツ”って言葉にっっ……か、体が勝手に……ッ、んッ!ンあッ……ッ!!(吐息爆発)

しょ、しょ、商談中に、“予備のパンツあります?”って言われただけで……ッ、

腰、くだけて……天井見たまま**“あぁぁあああああ~~~~”って……**

あっ、ちょっ、今また、ちょ……“パン”って言っただけで……き、きて……あぁッ!!」



柳谷(冷静に目を伏せて)「……はい、いま“パン”で1発、“ツ”で2発目ですね。

現在、番組開始から計3射です。」



阿久根(メモ取りながら)「この症状は“音節連動型多段式絶頂反応”と考えられます。

脳が特定の音に反応し、“興奮→発火→快感→再起動”のループが走っている状態ですね。

いわゆる**“射精リロードループ”**です」



柳谷「FPSのリロード音より速いやんけ」

杉浦(うわずった声)「そ、そろそろ言います……“パンツ”って言葉聞くたびに……

1回イって……戻って……またイって……って……

今、電話しながら6回目です……っっ!!うぉぉおおおおおおおぉぉおんんっ!!(ガチャ)」



柳谷「……落ちましたね。

でもなんか、魂だけ先に成仏していった感ありましたね。」



阿久根(真顔)「この症状に対する処方としては、“言語脱感作療法”と

“完全無音環境での生活”、もしくは**“筆談生活”が推奨されます。**

最終的には“パンツ”の代わりに“下半身の布類”と表現するしかありません」



柳谷「ということで今夜もまた、

“言葉で燃え尽きる男”の声を拾いました。

子供は寝なさい、大人も寝なさい……

起きてるのは、今夜も――

パンツという音に、生きるも死ぬも委ねた、極限の命……」

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