息子のカブトムシに自分のちんちんで戦いを挑んだら痛かった

柳谷「こんばんは」

相談者「こんばんは……」

柳谷「お名前と年齢を」

相談者「榎本、41歳です……ちょっと興奮してました……」



柳谷「今夜の相談は、

“ちんちんとカブトムシはどちらが強いか”という、

誰も答えを求めてなかった哲学的暴力に切り込みます。

ゲストは、動物行動学と陰部損傷救急を専門とする、**野嶋 剛肉(のじま・たけし)**先生です」



野嶋「こんばんは。“ちんちんは武器ではありません”。それが私の研究の出発点です」



柳谷「では榎本さん、ご相談をどうぞ」



相談者「あの……息子のカブトムシがあまりに誇らしげに戦ってたので……

つい……“パパのもツノあるぞ”って……ズボンを脱いで……

……で、闘わせてみたんですけど……

思ったより……カブトムシのツノって……鋭利で……

……数秒後、**“アアアアアッッ!!”って……」



(スタジオ内、マジでみんな一回黙る)



柳谷「……それって、“カブトムシの攻撃を受けた陰茎”ということで?」



榎本「ええ……直撃で……角の先が……亀頭に……

なんていうか……“物理で男を否定された”感覚です……」



野嶋「典型的な**“陰茎対甲虫型外傷”**ですね。

特にカブトムシの“ハサミ式の角”は、弾力+一点集中の破壊力があります。

人体で最も繊細な“皮膚直下神経密集部”にこれをぶつけるなど、

これはもう“虫との性器バトル”という禁忌行為です。」



柳谷「ていうか子供は何してたんですか?」



榎本「笑ってました……

“パパのやつ、負けたー!”って……

それが一番痛かったです……」



野嶋「もう完全敗北ですね。“ちんちんで威厳は保てない”という、

真理に辿り着いた瞬間です。

そしてこれは、あなた自身が“息子にとってのカブトムシ以下”と認定された記念日です」



柳谷「ではまとめましょう。“ちんちんはツノじゃない”。これに尽きます」



野嶋「ええ。そして“威厳は出すものではなく、出さないことで保つ”ということも」



柳谷「ということで今夜もまた、バカがひとつ賢くなりました。

子供は寝なさい、大人も寝なさい……

起きてるのは、今夜も――昆虫に敗れた人間の尊厳と、湿布の匂い……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る