トーヤとミーヤの場合

 やっぱりこの二人をやらないわけにはいかないなあと思いました。


 時代はこれまでと同じ、二部の最初、トーヤとシャンタルがアランとベルに事情を説明して「自分たちで進む道を決めろ」と言った頃、つまり別れてから八年後です。

 トーヤとミーヤには、お互いに相手の今の状態は分からないし、そんな質問をしているということも伝えていない前提で質問をしています。


↓質問文↓


1.名前と相手の呼び方は?


トーヤ「ミーヤ」

ミーヤ「トーヤですが、宮で他の方の前ではトーヤ様とか客殿の方、託宣の客人と色々呼び方を変えておりました」


2.お互いの出会ったきっかけ、ついでに第一印象は?


トーヤ「妙ちきりんな託宣とやらで俺がシャンタリオに行って、そんで嵐でカースに打ち上げられた後、宮で目を覚ました時だな」

ミーヤ「マユリアがカースへの行幸に供をするようにおっしゃってお供することになりました。嵐の翌日、カースで発見されたトーヤが仮神殿に運び込まれた時が出会った最初です。あの時はまるで命がないような状態で、この方が目を覚まされるのだろうかとかなり心配いたしました」


3.付き合いの長さはどれくらい?(完結済みの作品なら、完結時でも後日談でも。連載中なら任意のタイミングで)


トーヤ「そん時からだから八年かな。もっとも、一年もせずにこっち帰ってきたからずっと会ってねえ」

ミーヤ「出会ったのは八年前です。世話役としてそばにいたのはほんの数ヶ月ですが、今から思うとまるで夢のような時間でした。長かったのか短かったのかすら、今となるとよく分かりません」


4.意見が割れたらどちらが折れる?


トーヤ「いやあ、ミーヤの意見に俺が折れる、なんてことはない気がする。めちゃくちゃ頑固だからなあ」

ミーヤ「そうですね……トーヤも頑固ですから、なかなか意見を変えないので困ります。本当に何をやってくれるか分からない人なので(ためいき)」


5.相手が機嫌悪いとき、どう接するのがいい?


トーヤ「いや、無理無理無理無理! ひたすら嵐が通り過ぎるのを待つだけ!」

ミーヤ「あまり不機嫌な時はなかったと思いますが、一度だけ、本当に恐ろしいぐらいに怒って無体なことをされそうになったことはあります。どうしようもできませんでしたね。でもその時のトーヤの気持ちもよく分かりますし、あれはなかったことにしております」


6.贈り物したことある?or あげたいものはある?


トーヤ「忘れ物なら預かってもらってるが、何か贈ったことってねえな、そういや」

ミーヤ「侍女には自分が持っている物はほぼありませんし、何かを贈ったことはございません」


7.どこまで頼れる?


トーヤ「どうだろうな、あんまり頼ってやってもかわいそうだし」

ミーヤ「頼りがいはあると思います。ただ、それを上回るほど何をするか分からない部分がありますので」


8.相手のことどうやって褒める?


トーヤ「うーん……あんま、よく分かんねえ」

ミーヤ「それは、そのような状況になればそのまま言うしかないのではないでしょうか」


9.相手のことどうやって怒る?


トーヤ「あーそういや怒ったことあるな。無茶すんなって」

ミーヤ「それはもうそのまま思ったまま怒るしかないのではと(にっこり)」


10.ごめん! 実は黙ってたけど……


トーヤ「まあ、黙ってたことも多いし、知られたくねえことも結構あるからな」

ミーヤ「特に秘密などはございませんが、一緒にいた時間があまり長くはないもので、話していなかったことはたくさんあるかと思います」


10-2.ごめん! 実は黙ってたけど、冷蔵庫のプリン……


トーヤ「いやあ、食って黙ってるってこたあねえからなあ」

ミーヤ「勝手に食べるなどということはございませんので」


11.相手について最近初めて知ったこと


ミーヤ「いや、何しろ遠いところにいるし、知るってのも無理だろう」

トーヤ「そうですね。ダルやリルやカースの方から聞いたことは少しございますが、最近はなかったかと」


12.相手が血だらけの手で帰ってきて「人殺しちゃった」と言った。あなたはどうする。

(悩んだら下記のパターンに沿ってご回答ください。もちろん無視でもいいです。)

A.信じない

 A-1 何かの間違い。こいつに限ってそんなはずない。幻覚かな?

 A-2 受け入れられない。むしろこっちの精神が崩壊。

B.信じる

 B-1 信じて突き放す。自分で解決しろ。自首しろ。

 B-2 信じて受け入れる。逃げる/隠ぺい/いつかやると思ってました/そもそも初めてじゃない

C.それ以外

 C-1 何もわからないけど血だらけの相手を抱きしめてあげる

 C-2 まずその手を洗えよ。服が汚れるだろ。

 C-3 死体に嫉妬

 C-4 その他


トーヤ「A-1だ、あいつがそんなことするわけねえ」

ミーヤ「C-4かと。以前のお仕事がお仕事ですから……今はどうしているのか分かりませんが、故なくそのようなことをする人ではないと信じております」


13.YES/NOで答えてください

・誕生日知ってる→


トーヤ「YES。知ってる、二日違いだ」

ミーヤ「YES。存じております」


・肩組める→


トーヤ「え!」

ミーヤ「いえ、あの……」


・ビンタできる→


トーヤ「NO! NOだNO! できるわきゃねえだろ!」

ミーヤ「YES。実際に一度叩いたことがございます。その時の事情が事情でしたし、致し方なかったかと」


・食べ物「あーん」できる→


トーヤ「え! え! え!」

ミーヤ「あの、一応あの、役目柄YESかと思いますが、そのようなことは、なかったかと」


・お財布貸せる→


トーヤ「YES。実際にずっと財布持ってもらってたしな」

ミーヤ「YES。トーヤは信頼できる人です」


14.相手にひと言なんでもどうぞ


トーヤ「まあ、あれだ、もしも聞いてくれてるなら、ちゃんと戻るって言ってといてくれ」

ミーヤ「ご無事で……」


15.ここまでありがとうございました。お二人が登場する作品を宣伝してください!


なんとなくぎこちない二人ですが、約束の時は近づいています。再会の時は近いかと思います。

第一部で別れたまま八年が過ぎていますが、ミーヤは後まだ二年は戻らないと思っています。

第二部で再会がなるかならないか、そのあたりも楽しみに読んでいただけたらうれしいです。


※「黒のシャンタル」シリーズ


https://kakuyomu.jp/users/oguranatuki/collections/16816452221304898162

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