第4話 交通事故
あれって事故なんですかね
うーん、俺には分からないんですけど
俺?俺はあそこにいましたよ
車じゃなくてね
ガードレールの近くにいたんです
普通の事故では無い気はするんですよね、
何故か、それはわからないんですけど
勘ですかね、野生の勘
すぐ近くからなにか大きい硬いものと
大きい硬いもの同士が強くぶつかったような
そんな衝撃でしたね
結構きましたよ、反動みたいのが
めっちゃびっくりして、その大きい音の方見たら
大きいトラック同士が結構強く衝動してました
あんまり言いたくないんですけど、
結構運転席ゴチャグチャで
多分、即死だったんじゃないかな
もう運転席見えないくらいで血がガラスに、
結構グロかったんですよね、
人ってそういうの本当に目の前にあると
声が出なくなるんです、
本当にこれは人だったのかって、
まだ体は見えてかったんですけど、
もう、そこは考えたくないですね、
俺結構ホラー映画とかグロ映画とか見るので
まあまあ耐性あるの方だと思うんですよね
なんでまだ見れたんですけど、
そういうの無理な人は、、、って感じでした
なんか、もう運転席人は死んでいるはずなのに
車のタイヤ動いてるんですよね
何故だろうとか思ってたら隣の女性が
すっごい金切り声で泣き叫んでたんです
よく見ると、タイヤの下に
男の子が挟まってるんです
けどタイヤは動いてるので、ずっと
男の子動いてましたよ、グチャっと
ずっとずっと、骨とか見えてたんじゃないですか
肉とか、剥がれちゃって幸い顔は
見えなかったんですけど
まあ多分女性の息子とか、知り合いだったのかな
服とかで分かったんでしょう
その間もずっと、タイヤ動いてたんです
異常ですよね、怪奇とか怪異とか妖怪とか
幽霊とか、そういうの類だったって言っても
違和感無いくらい、奇妙な状況でした
その後はぼんやりしてて覚えてないんですけど
警察と救急車とかいっぱい来て
周りにすごい事情聴取してましたね
女性の方はもうおかしくなってて
話せるような状況じゃなかったですね
まあ、
あんなの見たら誰でもおかしくなりますよね、
俺?まあ俺は、多分大丈夫ですよ
この記憶も、俺がおかしくなって
書き換えられてるとか、、、わかんないですけど
冗談ですよ!そんときの事情はそんな感じです
他の周りの人?んー、
俺と、女性と、その女性と手を繋いでいる
轢かれていた男の子と、あと
ドレスを着た女の人と、
んー、あとなんか右手隠してる人、とか
記憶が曖昧なのでてきとーですけど、
そんな感じだったっけな
その事故見てるのはその人たちだと思いますよ
異変?他の人に異変なんてなかったですよ?
少なくとも俺が見える限りは、
まあ、でも少し男の子と居た女性、
ちょっとやつれてたかもな、
あ、ただの僕の考えなので気にしないでください
あの女性どうなったんでしょうね、
まあ、僕には関係ないですけど
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