自死
私は布団の中に入り 目を閉じる
心の中で ありがとう と呟いて眠りにつく
この言葉は 感情の言葉などでは無い
もう目を覚さなくて良い
朝を向かえる事のない事を願う言葉
目を覚ました 私はいつも落胆する
自分で死んでも良いのだが 後味が悪い
残された人間に 不快な気持ちを残すのも嫌なので
残された者への配慮なのではない
不快な記憶という物は 消える事なく
度々思い出されるのだ
いちいち 思い出されたも 気色悪い
私は人に依存するタイプの人間のようだ
何かにつけて 私に制限をかける人々
好きな事をしても良いと言いながら否定する
言葉では 取り繕っても 笑顔を作られても
私は気付いてしまう
結局 この人達は自分の思い通りに動く私を求めてるのだと
それを こないて来た私にも責任はあるのだろう
監視される日々
何をするのか 何をしないのか
当たり前を主張して
みんなもしていると……
さも 当たり前に代表者気取りで言葉を投げかける
普通 平均
その結果 貴方たちのように 生きる事ですか
「ツマラナイでしょ」
と 聞いたなら
「それが生きる事」
と 平然と言える貴方のようになりたくない
他人と関わる事を制限されて
「貴方だけを見ている」
と求めてる
私自身も 疲れました
私自身が依存していたのです
私がそれを望んでいた
それが本物だと望んでた
分かり合える事なんてないのでしょう
どこかで割り切り 嘘をつく
バレないように 嘘をつく
見て見ぬ振りで 蓋をする
苦しくて 苦しくて 息もできないこの星で
酸素で満たされる人間は
欲を出して 愛を求めた
形のない物だからこそ 価値を誤った
後 何秒 何分 何時間 何日 何年
此処にいなくてはいけないのでしょう
「ありがとう」
と
「さようなら」
最後は笑顔で言えますように
作詞集〜吟孤Ginko〜 佳乃瑠 吟 Kanoru_Gin @Kanoru_Gin
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