第3話 夜

自宅のアパートでさゆは、今夜駅であった出来事が

不思議すぎてならなかった。

不思議というか不気味だった。

心がざわつく。何かが背後にいるような、しかし振り返っても何もない、そんな感じ・・・


彼女は自身のアコースティックギターに手を伸ばし、恐怖の気持ちを振り払うように歌を奏でた。



夜の静けさに包まれて

星たちの囁きを聞きながら

君と過ごしたあの瞬間を

思い出して、微笑み浮かべる


遠く彼方の光たちが

過去と未来を繋いでいく

君と僕の願い事も

きっといつか叶うだろう



歌い終えた後、彼女はギターを外し、ベッドに倒れ込んだ。

気づくと眠りに落ちていた。


翌朝、テレビのニュースで例の変死体で見つかった女性の

女子高生時代の顔写真が映った。


間違いなく、元同級生の星野やすはだった。


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