第5話 属性
※用語、人物紹介※
∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ ルナ ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 少女 属性…炎
∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ ジーク ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 青年 属性…?
∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ シルフィー ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 女性 属性…水
サーペントを統括している女性
∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ レヴァンス ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ レジーナの拠点
ジークとルナは相変わらず買い物を。
ジークは、呆れ顔でルナに、
【おい、ショッピング楽しむ場所じゃないんだぞ。この地上で何がいるか解らないんだ。装備を整えて…聞いてるか?ルナ?】
ルナは目を輝かせて、
【ずっと我慢していたんだからいいじゃない?買わないから、ねっ、見てるだけ】
ジークは、
【買わないなら、意味ないだろ…はぁ…疲れた】
※グォーーーーーーーー!!!!!※
大地が揺れるほどの地響きのような唸り声。
【何なに?地面が揺れた?】
【急いで部屋に戻れ!!】
【何があったの!?】
慌てふためく人々。
ここはレヴァンス…レジーナの拠点。
完全な防御により周囲の安全は確保されていると思われたが、何かあったようだ。
ジークは、
【ルナ!!戻るぞ】
ルナはジークに捕まり、
【うん!!後でまた来よう】
危機感のないルナ。
ジークはルナを抱き抱えて走り出し、自分達のA階の部屋の扉の前に。
ジークはルナに、
【隣同士の部屋だが、何かあったらすぐ俺のとこに…ん?何か鳴ってるな】
ジークの部屋から呼び出し音が。
ジークは部屋に入り通信機を取り、
【何だ?俺に何か…】
ジークの問いかけを遮るように、
※【急いでエントランスに】※
通話は終了した。
ルナは、
【こっちにも連絡が…何があったの?】
ジークは、
【解らない。エントランスに行くぞ】
ルナは、
【解った】
二人でエントランスに。確かここは最初に部屋の割り振りをしてもらった場所。
ルナは、
【凄い人の数!!何が始まるの?】
遥か遠くでレヴァンスの管理官が、
※【みんな、聞いてくれ。サーペントが協定を破りレヴァンスそのものに攻撃を仕掛けてきた。前衛部隊でかろうじて抑えてはいるが…そこでだ!!それぞれの属性で炎、治癒を備えているものはいないか?サーペントは水属性が多いため炎が有効だ。治癒を備えているものはとても少ないと思うが!!協力を願いたい】※
人々がざわつき始めた。
治癒の属性は限りなく少ない。回復だけでなく炎、水の攻撃の後方支援が出来るからだ。
とても貴重なだけでなく、かなりの魔力を必要とするため体力も必要だ。
ルナは、
【ジーク、治癒…フガっ!!】
ジークはルナの口を押さえ込んだ。
ジークは耳元でルナに、
【いいか…こんな大人数のところで治癒属性なんてバレたら。怪我人や病気、そもそも悪用しようとするのもいるかも知れないだろ】
ルナは口を塞がれた状態で、フガフガ言ってる。
※【炎属性で協力出来るのはこちらへ。報酬は必ず出すことをここで約束する。それと、治癒属性は…少ないだろうが数名でも…】※
痛っーーーーー!!!!!
ルナが手を噛みやがった!!
ルナは、
【あのね!!息できないでしょ!!!馬鹿!!!治癒なんて言わないから安心してよ】
あっ……………
ルナ……………
ルナは、
【えっ?なに?みんな見てる?確かに私、美少女ではあるけど…照れちゃうな、テヘッ😝】
管理官は、
※【そこの青年!!治癒属性なのか!!頼む。協力してくれ。治癒にはステーキ🥩無料一年分のチケット🎫を出す】※
ジークは、
【…解った。炎の後方支援ですね…ルナ、行ってくる。お前は安全な…聞いてるか?】
ルナは、
【ステーキ🥩ステーキ🥩ステーキ🥩!!】
ルナは美少女ということをスルーされても食欲が勝ったようだ。
※【他には治癒属性いないか?】※
※シーン…※
管理官は、
【仕方ない…居ただけでも助かる。名乗りあげた炎属性は…数十人か…よし、さっそく20番ゲートから出撃する。プロテクトアーマーを付けてくれ】
ルナは、
【装備くれるじゃん!!買う必要ないね。じゃあ、私はショッピングに】
危機感のないルナでした。
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