第2話 レジーナ

【おい、こっちだ。もたもたするな!!】


 レジーナ…ここまで治安サーペントと戦い続けてきた部隊だ。貧困の差から不満を掲げた部隊が集まって今ではかなりの規模になってる。が…武装があまりなく、少しずつ武器を製造してる感じだ。


 ただ、その分、魔法に長けた人々が集まっている。魔力で対抗しようとしているのだ。


 ここに地上に出ようとしているメンバー達が集まっている。


【おい、サーペントに見つかるぞ!早く行け】


【ごめんなさい…足を…キャ!!えーと…あなたは?】


【痛めたのか?とにかく急ぐぞ。礼は後で飯でも奢ってくれ】


 ある少女を抱き抱えて、レジーナの指示通り抜け道に向かう青年がいる。


【ありがとう…私はルナ。あなたは?】


【ジークだ。家族はどうした?】


【私にはあんな家族なんて…それよりもそれ何?これ?】


【剣🗡️か?絶対に落とすなよ】


【大切なものなんだね。何で私を?】


【それは…そんなことどうでもいいだろ。地上に出たら足を治療するぞ】


【あなたの属性は、治癒なの?私は炎】


【…着いたぞ…】


【うわー!!綺麗!!!】


レジーナの誘導により地上に出た二人。




※用語、人物紹介※


∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ ルナ ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 少女 属性…炎 


∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ ジーク ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 青年 属性…?


∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ レジーナ ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 反乱部隊


∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ サーペント ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 治安部隊






分厚い壁で囲まれた場所からも次々と人々が。


 サーペントの正規な誘導には高額なお金が必要だ。その人達には食料も準備されている。



【止まらずに、足元に気をつけてください】


【おおっ!!なんて美しい世界だ!!君!!これはほんの気持だ】


【そんな、頂けません…が、気持ちとして断っては失礼ですね。私の私利私欲ではなくあなたの気持ちとして受け取ります】


【ははっ、君は賢いな。じゃ、追加だ!!後で連絡してくれ。専属秘書を探してるんだ】


【ありがとうございます。では後ほど】


 既に都市が建設されている。が…ここに住めるのはごく僅かだ。



それとは別にレジーナにも大規模な都市が…


周囲には炎の属性を持つ魔導士達が。



∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 魔導士 ∫∫∫∫∫∫∫∫∫∫ 炎か水、稀に治癒の魔法を使え、それに特化(熟練)した人々のことを意味する。見習いも含まれる。



 ここではこの都市を守るために炎の攻撃型魔導士が配置されている。


【止まらずに入って指定された場所に行け】


管理官にメモを受け取ったジークとルナ。


ルナは、ジークに、


【私はA25869…ジークは?】


【S63925だ】


【えー、凄い離れてる。嫌だな…】


【仕方ないだろ。それにAのほうが安全だろ。すぐに避難できるからな】


【そうだけど…足、治してくれるんじゃなかったの?】


ジークはルナをおろして、



###♪♪♪ヒーリングエフェクト♪♪♪###



ルナは、


【なんて心地いい音色…それフルート🪈って言われているよね?】


【ああ、年代物なんだ。俺の魔力と融合してあるんだ。どうた?痛みは引いただろ?】


【うん!!凄っ!!!こんな治癒って凄い貴重じゃない?】
















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